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そして、もうひとつの問題が「パワハラにあたるかどうか」です。部下からの発言がパワハラと認定されるケースはあります。それは、 厚生労働省の「パワハラ」についてのガイドにも明記されていますが、 ・同僚又は部下による言動で、当該言動を行う者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、当該者の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるもの ・同僚又は部下からの集団による行為で、これに抵抗又は拒絶することが困難であるもの です。 例えば、 立場上は部下であっても能力が高い人物で、心情的に職場の人間関係の立場が上ということもあるでしょう。そのときに、何も教えてくれない、強い態度を摂られる、執拗な「いじめ」を受けるといった場合。 また、異動した先の業務に不案内で、部下が作業やフローを教えてくれないと本人の仕事がまっとうできない場合に高圧的な態度や罵倒、あるいは無視などもパワハラとなるということです。 相談者さんの場合はどうでしょうか。ご相談を読む限り、立場も能力も相談者さんのほうが上のような印象を受けました。そうであれば、パワハラというよりも、社会常識のない、ちょっとおバカな部下の無礼、ということになりますよね。

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(2020/11/18)