久慈コーチの留任に「疑問符」 3年連続「最多失策」の責任者、守備の名手でも教え下手(夕刊フジ)

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 【トラとら虎】  阪神が12日に発表した来季のコーチングスタッフに、多くの球団関係者から疑問の声が上がっている。なかでも反対が多いのは久慈照嘉内野守備走塁コーチ(51)の留任だ。 【写真】藤川の引退試合でトンネルする小幡  OBのひとりは「巨人に太刀打ちできなかった最大の原因は守備力の弱さなのに、打開の姿勢が見えない。コーチが同じでは来季も同じミスを繰り返す恐れは多分にある」と指摘する。  今季だけならともかく、阪神のリーグ最多失策は3年連続になる。2018年から順に89、102、85。  もちろん、全てのポジションを合わせたものだが、内野が大半を占めるのはいうまでもなく、その責任者が久慈コーチなのである。  現役時代は遊撃の名手で知られ、1992年に新人王に選ばれたのも守備を評価されたからだった。「ただ、自分がプレーするのと人を指導するのは別。球界には実績があっても教えるのが下手なコーチが結構いて久慈もそのタイプかもしれない」と先のOBはみる。  面白いのは98年に久慈、関川が中日にトレードされたとき、交換要員として阪神に来たのがいまの矢野監督(当時捕手)と大豊だった。  5年後、久慈が阪神に復帰して初めて矢野との接点ができる。お互いVの美酒にも酔った。長い付き合いだからいまさら切るに切れないということか。  そのうえ久慈コーチには来季から「バント兼任」の肩書までつく。つまり、内野守備に加え、バントの指導も担当するわけだ。まるでチームのバントの下手さを天下に公表したような人事で、これにも関係者は首をかしげる。  「守備が課題と言いながら、久慈の仕事を増やす意図が分からない。久慈がいまやるべきことは練習法の改善や選手個々の技術面のチェックであって、バントの指導ではないはずだ。そんな暇があるならノックの雨を降らせろと言いたくなる」  至極もっともな意見で、発案者の矢野監督は何と聞く。(スポーツライター・西本忠成)

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(2020/11/18)