楽天・石井GM兼監督へのノムさんの本当の評価は?(東スポWeb)

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【赤坂英一 赤ペン!!】先週(11日付)の小欄で、「楽天・三木監督にあと1年チャンスを!」と書いたら、その3日後に二軍監督への配転が決まった。後任には石井一久GM(47)が兼任監督になると発表され、早くも疑問や批判の声が相次いでいる。  まったく指導者経験のない人物が、GMと監督との二足のわらじを履くなど前代未聞。石井GMが選手時代、ヤクルト・野村監督に「あいつは頭がよくないから」とボヤかれていたことも、球界に広がる不安説に拍車をかけているようである。  石井投手をこき下ろすノムさんのボヤキなら、私も何度も聞いた。そのまま字にすることがためらわれるほどの毒舌だった。が、石井投手が正捕手・古田のように野村監督に何度も厳しい説教や叱責を受けた、という話は寡聞にして知らない。  実際はどうだったのだろう。開幕前、スポーツ総合雑誌「ナンバー」の野村克也氏追悼号の取材で、石井GM本人に確かめる機会に恵まれた。 「野村さんには厳しいことを言われながらも、いつも優しく、温かい目で接してもらった記憶があります。古田さんや高津さん(現ヤクルト監督)にはすごく厳しかったんですが、僕は過保護に育てていただきましたね」  新人だった1992年、石井投手は野村監督に「坊っちゃん」「ボクちゃん」などと呼ばれていた。当時、石井投手の両親があいさつしに来たときは「しっかりした親御さんやな」と、いたく感心していたという。  引退後、解説者となった石井氏が野村氏と会う機会があると「いつかはユニホームを着ないとダメだぞ」と声をかけられた。石井氏の解説が的を射ていると伝え聞き「(現役時代の)バカは演技か。だまされたな」と漏らしたのもこのころ。石井氏を高く評価していたとは言わないが、それなりの取りえがあるとは思っていたのではないか。  石井氏が楽天GMに就任した2年前、野村氏は「おまえがGMか」と言っていたという。特に突っ込んだ話はしなかったが、ノムさんは昔と同じように温かい目をしていて、言外に「頑張れ」と励まされたと石井GMは理解したという。  もっとも、生前の野村氏が実は石井GMに期待していたといっても、監督として有能かどうかとなると話は別だ。来季、現在の悪評をはね返して結果を出せるのか。期待半分、不安半分で見守っていきたい。  ☆あかさか・えいいち 1963年、広島県出身。法政大卒。

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(2020/11/18)