来年のスケートまつり中止 コロナ感染拡大、苦渋の決断(苫小牧民報)

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 苫小牧の冬の一大イベント「とまこまいスケートまつり」の実行委員会(市町峰行委員長)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来年2月6、7日に開催予定だった第55回のまつりを中止すると正式に決定した。1967年に始まって以来初めて。毎年約5万人が訪れる大型催事だが、コロナ感染者が増えていることを受けて苦渋の決断をした。毎年楽しみにしていたという市民からは残念がる声が上がっている。  16日に開かれた臨時委員会では、事務局がコロナの拡大傾向やインフルエンザとの同時流行の懸念などを説明。松田清彦事務局長は「規模縮小やまつり会場の入場制限なども考えたが、感染拡大の不安を払拭(ふっしょく)することが難しい」として中止を提案、全会一致で承認された。  市町実行委員長は「市民や地域を盛り上げるためにも開催したかった。対策方法も考えたが、感染状況などを踏まえてやむなく中止を決めた。本当に残念」とし、苫小牧観光協会の藤岡照宏専務理事は「仕方がない。今は一刻も早い収束を願う」と話した。  苫小牧商工会議所の冨田聡子専務理事も「今年はとまこまい港まつりも中止しており、実行委の皆さんのじくじたる思いを考えると、とても残念。当会議所としても小規模イベントの助成金などできることで協力していきたい」と話した。  苫小牧ならではの冬の風物詩の中止決定に市民も複雑な様子だ。拓勇東町の高澤絵理さん(36)は「毎年家族で楽しんでいたイベント。おいしいしばれ焼きが食べられないのは寂しい」と切ない表情。住吉町に住む成田功さん(64)は「今年は港まつりも中止となったが、来年は開催できるようになっていると思いたい」と期待を込めた。

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(2020/11/18)