「客観的に見なければいけない」メキシコ戦で、柴崎岳が痛感したこと（SOCCER DIGEST Web）
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ダブルボランチの一角で先発した柴崎岳が、冷静にメキシコ戦を振り返る。
「簡単に言えば、自分たちは決め切れず、相手が決めたという攻撃面の違いもあれば、客観的に見なければいけない試合かなと思います。負けたとはいえ、チャンスがなかったわけでもないですし、決め切れなければダメだと言われればそれまでですが、そこの場面まではもっていけて、決定的なチャンスもいくつもあったので、コンビネーションという部分ではある程度、良い部分もあったかなと思います」
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前半は良い流れで決定機もあったが、それをモノにできずにいると、流れが相手に傾いた後半に２失点し、０-２の敗戦。柴崎は「互角に戦えていた時間帯もあった」と語る一方で、「徐々に時間が経つにつれて相手のインテンシティも高まってきたりとか、そういうなかで自分たちのビルドアップだったり、コンビネーションにちょっとずつズレが出てきた部分もある」と分析する。
この日のメキシコから何を学ぶか。そう報道陣から問われると、次のように答える。
「非常にコンパクトに、ミスも少なくビルドアップしてきて、たとえミスがあったとしても、切り替えの速さとか、守備の強度が非常に高く、奪い返してくる部分は日本のやっているコンセプトに近いものを感じました。
ビルドアップに関しては、崩していく部分ではチャンスができているとおり、通用する部分もあると思いますけど、相手がインテンシティを上げた時の精度や、逆に自分たちが奪われた時の攻から守の切り替えの強度、守備の強度とかは、メキシコは徹底してきているなというところがあったので、見習うべき部分があった相手だと思います」
まったく歯が立たなかったわけではなかったが、柴崎は「自分たちの実力は今、こんなものかな」と受け止める。「メキシコのような相手とやった場合、まだまだ力不足を痛感している部分もある」とも。
だからこそ「まだまだチームとしての成熟度は高められる」という想いもある。「個々の能力をさらに上げていかなければいけない」と表情を引き締め、さらなる成長を誓った。
構成●サッカーダイジェスト編集部
