コロナ禍で変わる「紅葉狩り」 拝観予約制、有料配信も(産経新聞)

【リンク先抜粋】
 新型コロナウイルスの感染再拡大は、ピークを迎えつつある紅葉狩りにも影を落としている。事前予約を設けたり、オンラインツアーを開催したりするなど、各地の名所は3密回避に向けて試行錯誤。「制限の中でも堪能を」「今年は譲り合いで」。第3波の到来も指摘される中、さらなる知恵と工夫が求められている。(石橋明日佳)  京都有数の名所として知られ、例年の紅葉シーズンに約30万人が訪れる東福寺(京都市東山区)では今年、早朝拝観やライトアップを伴う夜間拝観を完全予約制とした。日中は混雑状況次第で入場制限を設けるほか、出入り口では検温や消毒を徹底。21日には紅葉や寺の様子をオンラインで有料配信し、普段公開していないふすま絵なども紹介するという。東福寺の明石碧洲(へきしゅう)広報主事は「せっかくの行楽シーズン。制限がある中でも美しい紅葉を堪能いただけるよう、うまく運営していきたい」と話す。  同じく名所として著名な円光寺(左京区)の住職、大坪慶寛(けいかん)さんは「多くの人に来ていただきたい気持ちはある。だが、少なくとも例年の3分の1程度には抑えたい」。近年、会員制交流サイト(SNS)や口コミサイトの影響で紅葉シーズンの参拝者が急増。今年は境内の混雑を避けるため、見頃となる11月15日~12月10日を完全予約制とした上で、参拝時間を1人1時間程度にとどめてもらうことを決めた。「今年は互いに譲り合い、気持ちよくご参拝いただきたい」(大坪さん)。  「寺社の拝観は行っているか」「紅葉のライトアップは開催するか」。京都市観光協会には今年、こうした問い合わせが相次ぐ。協会は公式サイトで、拝観の予約やライトアップの開催状況について情報提供を続け、観光にあたっての注意点を紹介している。  コロナ対策が求められるのは、全国各地の名所でも同じだ。  絶景スポットの「いろは坂」(栃木県)の途中に位置する明智(あけち)平では例年、ロープウエー乗り場に観光客が押し寄せ、行列が生まれていた。今年は事前に整理券を配ることで、列を作らないよう工夫。さらにロープウエーの乗車定員を減らすなどの対策も取った。  「箕面公園」(大阪府箕面市)は特別な制限を設けていないが、担当者は「箕面大滝周辺には例年多くの方が来られる。意識的に密集を避けつつ、紅葉狩りを楽しんでほしい」とした。

続きはこちら

(2020/11/18)