「無理をするな」が親父の遺言だった(PHPオンライン衆知)

【リンク先抜粋】
【伊集院】僕らは「楽をすることは悪いこと」とずっと洗脳されてきた感があって、そこから抜けられないんです。 今、スパルタ教育が問題になるじゃないですか。僕は落語の世界でかばん持ちをやって、ずっと厳しくされてきて、結果生き残っているから、厳しくされることと成功体験が切り離せないんです。 「あのとき師匠が厳しくしてくれたおかげで今生きていけている」なんて思う。だから苦しくないと僕はちょっと不安になるんですよね。同世代は「立派なこと言ってら」と思うかもしれませんが、このせいで、次の世代への接し方に困り果てているんです。 「厳しくしてくれてありがたい」の時代はもう完全に終わりましたね。そういう言動はすべてパワハラの対象となるし、テレビでそれをやれば見ていても笑えないことになってなくなりました。 僕らが若手のころは、先輩が出す無理難題を後輩がクリアしていくというエンターテインメントがあって、たとえばヒッチハイクだけで世界を旅するという無謀な番組なんかも人気でしたが、今なら抗議の嵐でしょう。 パワハラが社会問題になったスポーツの世界の指導者たちは、「あのときは先生を恨みましたが、先生に厳しく指導してもらったおかげで、こんなに根性がつきました」という人たちじゃないですか。 スパルタ方式の成功者しか指導者になっていないなかで、これからどうやっていけばいいんでしょう。

続きはこちら

(2020/11/18)