ロストフMF橋本拳人「伸びしろが凄い」遅咲き男の飛躍【森保J再出発 欧州組たちの現在地】(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【森保J再出発 欧州組たちの現在地】  橋本拳人(FCロストフ・MF・27歳)  ◇  ◇  ◇ 「今も顔に傷ができてます。肘が入ったり、ホントに激しいリーグです」  8月にFC東京からロシア1部ロストフに移籍した橋本は、右頬にアザを作りながら約1年ぶりに代表復帰。13日のオーストリア遠征・パナマ戦は前半で退いたが、巻き返しはここからだ。  パナマ戦後に「橋本は所属チームでは、ひとつ前(攻撃的MF)でプレーすることが多くて戦術の違いで少し戸惑いがあったのかな。その中でも自分の良さを出そうと前向きにチャレンジしてくれた」と森保一監督は、ねぎらいの言葉を口にした。  が、2019年12月のE―1選手権以来の代表戦で早々とベンチに下げられ、代わって登場した遠藤航(シュツットガルト)が圧巻の仕事を見せたのだから、心中は穏やかではないはず。この教訓をどう今後に生かすか、それが肝心となる。  それでも日本サッカー協会の反町康治技術委員長が「橋本は10代の頃はあまり有名じゃなかったが、伸びしろがすごい」と評した通り、ボランチ橋本の近年の成長度は劇的だ。昨季と今季のJリーグでは絶大な存在感を誇り、今夏に赴いたロストフでも02年日韓W杯で日本と対峙したロシアのエースだったカルピン監督の下、攻撃的役割で使われて12試合5得点。新天地での出足は上々だ。 「初めての海外挑戦で最初は環境に馴染めず、苦労しました。自分が取れると思ったボールもなかなか奪えず、フィジカルやスピードは想像以上だった。でも献身的に走って戦う部分を意識して、少しずつ良さを出せるようになってきた」と現地適応への手ごたえをつかみつつある。  ただ、日本代表の最大のライバルと目される遠藤航は、ドイツ・ブンデスリーガ1部7試合でデュエル(1対1など球際の攻防)勝利数は116回とトップ。追いつくのは至難の業だ。 「航君のデュエルの強さには刺激を受けてます。自分の良さもそういうところなんで、より意識しつつアピールしたい。ロシアに行ってから走行距離とかスプリント回数を練習中から口酸っぱく言われるので、身体的には成長したと思う。そこも出したいですね」  17日のメキシコ戦出場は微妙だが、19年にA代表デビューし、まだ8試合消化しただけの彼には「日の丸ボランチ」としての慣れが必要。27歳の遅咲き男のさらなる飛躍が楽

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(2020/11/18)