クレーン車がコース上にある中でセッション開始。ビアンキの事故を彷彿とさせる状況にベッテル「これは許されざるミス」(motorsport.com 日本版)

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 F1トルコGPの予選で起きたある出来事が波紋を呼んでいる。Q1でニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がスピンし、ターン8でストップ。このマシンを回収するためにクレーン車が出動したが、ラティフィのマシンを吊り上げたクレーン車がバリアの向こう側に退避する前に、Q2が始まってしまったのだ。当該区間にダブルイエローが掲示される形で対処されたが、雨で滑りやすい路面であったことを考えると危険なシーンであったと言える。 【動画】2020年F1第14戦トルコGP予選ハイライト  F1レースディレクターのマイケル・マシは、「Q2が始まりコースインしたマシンがターン8に到着するまでにクレーンは撤収する」とレースオフィシャルから断言されたことがセッション再開に繋がったと説明した。しかしながらクレーン車がバリアの向こう側に移動するのには予想以上に時間がかかってしまった。  GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の理事を務めているフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、このマシの説明に納得がいっておらず、F1ではこのようなミスが許されてはならないと発言した。 「僕たちは皆人間だから、ミスは起こり得る」とベッテルは言う。 「でもこのミスは許されざるミスなんだ。僕たちは皆それを十分認識していると思うし、今後このようなことは起こらないと信じている。でもこのことはしっかりと話し合って、理由を明らかにしていくよ」  ただこういったベッテルのスタンスとは裏腹に、マシはコースオフィシャルからの情報を基にこういった決断を下したことは「問題なかった」と考えている。 「クレーン車はバリアの開口部にかなり近付いていたし、そこに向かっていたんだ」とマシ。 「うまく事が進んで、コースが完全にクリアになるだろうと保証されていた。現地からの情報でそう保証されているからこそ心配していなかった」 「後から考えれば、何か違う事ができたかもしれない。しかし当時入手可能な全ての情報に基づいた結果、我々はああいった決断をしたんだ」  マシは今後同じようなミスを繰り返さないためにも、FIAは今回何が起こったのかを調査していくと語った。 「FIAとしては、発生した全てのインシデントを調査している」 「些細なことであっても、大きな事象であっても、セッション中のことでも、それ以外でもだ。起こった全ての

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(2020/11/18)