金正恩委員長、新型コロナの世界的再拡散に封鎖壁の強化を指示(ハンギョレ新聞)

【リンク先抜粋】
 朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)委員長兼国務委員長は「最近、世界的な(新型コロナ)悪性ウイルスの感染状況の深刻性を分析・評価し、非常防疫戦をより強力に展開していくことについて強調した」と、「労働新聞」が16日付1面で報じた。  金委員長は15日、労働党本部庁舎で開かれた労働党中央委員会第7期第20回政治局拡大会議で「80日戦闘の基本戦線である非常防疫戦線をさらに徹底的に強化するための党的・軍事的・経済的課題と対策について明らかにした」と労働新聞が報じた。金委員長は「超緊張状態の継続」と「完璧な封鎖壁の構築」を強調したという。  冬が近づき、欧米などで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び広がりを見せていることを受け、金委員長が「完璧な封鎖壁の構築」など防疫態勢の強化を指示したことで、1月末以降の国境閉鎖措置が当分続くものと予想される。北朝鮮の国境閉鎖期間が持続するほど、南北交流協力の再開時期も遅れる可能性が高い。金委員長は10月10日、労働党創建75周年記念軍事パレードでの演説で「保健危機が克服され、北と南が再び手を取り合う日が訪れることを願う」と述べた。  同時にこの会議では「教育機関と社会全般で現われる非社会主義的行為を根絶するための問題が深刻に論議された」と同紙は報じた。特に「厳重な形態の犯罪行為を敢行した平壌医学大学党委員会」を適示し、「犯罪を庇護・黙認・助長させた党中央委の当該部署や司法警察、安全保障機関の無責任性と深刻な職務怠慢行為に対し、辛らつに批判した」という。同会議では「反党的・反人民的・反社会主義的行為を根絶するための全党的闘争をさらに強力に繰り広げなければならない」とし、「社会主義的美風が徹底的に固守されるようにすることに対する問題が強調された」と同紙は報道した。  会議で批判された「非社会主義的行為」が具体的に何なのか同紙は明らかにしなかった。「80日戦闘」に全力を注ぐ状況で、体制と人民の緊張度を高め、内的統制を強化するための措置とみられる。  ただし、「労働新聞」はCOVID-19防疫強化に関しては金委員長の発言と指針を直接伝えて強調した一方、「平壌医科大学党委員会の非社会主義的犯罪行為」に関しては金委員長の言及には全く触れず、「政治局拡大会議」を主語にして関連報道を行った。  金委員長の公開活動に関する「労

続きはこちら

(2020/11/18)