ディズニー出身のヴェテランアニメーターは、こうしてNetflixで長編アニメ「フェイフェイと月の冒険」を生み出した(WIRED.jp)

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キーンは手描きアニメーターとして経験を積んできた一方で、CG画像で人間的な要素を活かすことにも熱心に取り組んできた。今回の作品では、各シーンを俳優に演じさせ、それをアニメーターがモデルにするやり方をとっていない。その代わりにキーンは、アニメーター自身がさまざまな表情を演じてそれを撮影し、そのなかから最も出来のいいものを選んで創作に活かすよう指示を出した。 アニメーターは、コンピューターグラフィックスという強力なツールを得たことで、人間がとりたてて気にとめることのないマイクロエクスプレッションと呼ばれる微細な表情まで表現できるようになった。そうしたわずかな表情の変化こそが、意味や感情を伝えるのだとキーンは語る。 「登場人物の口角、上下の唇の重なり方や動き、口を開けて歌うときの柔らかさやリアルさ、フェイフェイの目じりやそのまわりの皮膚のひだ。それらはすべて注意深い観察の結果なのです」と、キーンは説明する。アニメーターが表情を適切に表現できるよう、キーンは本作品で、ディズニーの『リトル・マーメイド』を制作した際に使った手法を活かした。それはアニメーターにシーンを自分で演じさせて、それを撮影させるやり方だ。そうすれば、表情の特徴などを正確に把握できる。 「わたしはずっと、この作品をエスプレッソのようにしたいと考えていました」と、キーンは明かす。「濃厚でパワフルな味わいですね」

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(2020/11/17)