電気自動車を普及させるには、「中古車市場の発展」が鍵を握っている(WIRED.jp)

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しかし実際のところ、EVの中古市場はあまり大きくない。理由のひとつは、購入できる中古EVが多くないことだ。というのも、EVは17年まで米国の自動車販売台数の1パーセントにも達していなかった。中古EVを探そうとすると、選択肢が非常に限られる。 それに中古EVの需要もあまり多くなかった。新しいEVのほとんどはリース契約であり、契約満了後は販売店に“放置”されているのだと、ディーラー関係者は言う。 EVを新車で購入する場合に航続距離が悩みの種になるが、これは中古EVを購入するときも同じだ。しかも、悩みはさらに大きくなる。高価なバッテリーが劣化するかもしれないからだ。なかでも第1世代のEVは性能が低いことで有名であり、こうした評判はしばらくEVにつきまとった。 「いつかは巨大で高価なバッテリーが完全に使えなくなり、所有者はバッテリー交換という厄介ごとに巻き込まれるのだと当時は考えられていました」と、オンラインの自動車マーケットプレイス「Cars.com」の編集長のジョー・ヴィーゼンフェルダーは言う。「中古EVがエンジン車と比べてあっという間に使えなくなると、人々は非常に心配していたのです。しかし多くの人にとっては、これは間違った思い込みでした」 いまでは航続距離が100マイル(約160km)を超える高性能EVが中古車市場に登場している。14年以降には、「BMW i3」や「日産リーフ」、フォルクスワーゲンの「e-Golf」なども選べるようになった。中古車市場が拡大し始めたいま、この市場の拡大を支援する方法について早く考えるべきだという声も上がっている。

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(2020/11/17)