こんな保護者は困る! 教師の対人サバイバル術(1)(教員養成セミナー)

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■ 多くの場合、原因は教員にない!  このケースで、まず理解してほしいのは、「新任で対応に問題があるから、保護者が攻撃的になっているわけではない」ということです。攻撃的な保護者は、往々にして心に何らかの傷を抱えています。心に傷がある人は、困ったことや、どうしたらいいか分からないことがあると、他者を攻撃して自分の心の安定をはかる傾向があります。これは、保護者のみならず、人間関係でトラブルを起こす人全般の特徴でもあります。  ですので、怒りの原因は教員としての自分の対応にあるのではなく、保護者の心の傷にあるのだと認識しましょう。ここで大事なことは、「この保護者は問題がある」と決めつけるのではなく、「自分でも困っている人」なのだと理解することです。相手の特性を理解し、関わるようにするのがベストです。 ■ 怒る相手とどう対峙するか  では、具体的にどう関わればよいのか、諸富流保護者対応術を皆さんに伝授します。  ポイントは2つあります。1つは、相手が「自分を大事にしてくれている」と思えるような対応をすること。2つ目は、「攻撃的な保護者から自分を守ること」です。具体的な対処法を、アポ取りから実際に会うまで順を追って紹介します。 (1)時間の枠を設ける  あらかじめ面談時間を決め、相手に伝えておきます(電話でも同様)。時間を決めないと、保護者は何時間でもクレームを言い続けます。おすすめは、少し短く時間を伝えておいて、後から少し延長することです。 (2)おもてなしの精神  面談時間を決めたら、次はお出迎えが大事です。玄関で5分前から待ちましょう。挨拶で「わざわざご足労頂き、本当にありがとうございます」などと言葉を掛ければ、喧嘩腰の相手も肩透かしを食らうでしょう。冷暖房のきいた居心地のいい部屋に通し、さらにお茶菓子などを出せば、怒りも大分減っているはずです。 (3)丁寧に話を聞く  子供たちを指導する立場の教員の中には、上から目線で一方的に話す人が少なからずいます。しかし今回のケースでは傾聴が大事。柔らかい物腰で丁寧に聞き役に徹しましょう。 (4)プラス1で対応  自分たちの身を守るために何よりも大事なのが、相手よりも多い人数で対応すること。1人で対応するのは絶対N G です。保護者が1人であればこちらは必ず2人、相手が2人であれば3人で対応するようにしましょう。

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(2020/11/17)