日本一学校を回っている芸人が教える「教師の笑いの4つのNG」(教員養成セミナー)
【リンク先抜粋】
矢島・野村:どうもー! 元教員のお笑いコンビ・オシエルズです。
野村:今回は、「笑いの適切な取り扱い方法」についてですね。笑いの取扱説明書って感じかな?
矢島:そうそう。略して「アツメイ」ね。
野村:「トリセツ」だよ! 文字ピックアップする場所おかしいだろ!
矢島:教員を目指す人が笑いで教師のベシャリを極めたいなら、まず笑いの危険性について理解しておこう。これについては、仏教大学准教授の青砥弘幸氏が2011 年、自身の博士論文* で考察されているんだけど、それがすごく分かりやすいんだ。
野村:へー! じゃあまた今度教えてよ。
矢島:今でいいだろ!(笑) 全部で4つあるんだけど、1つ目は「他者を傷つける危険性」。いじりやからかいなどの攻撃的な笑いによって、人を傷つけてしまうことがあるってことだね。
野村:うん、いいよ。すごく分かりやすい!
矢島:2つ目は、「児童・生徒間の教室における社会的関係性に否定的な影響を与える危険性」。
野村:……ごめん、さっき言ったことキャンセルで。
矢島:早い早い!(笑) これから解説するから! つまり、これは児童・生徒間で、一方的にいじる・いじられるの関係性が構築されて、「スクールカースト」やいじめなどの良くない人間関係につながるってことね。
野村:なるほど……確かに、いじる・いじられるの人間関係って、一回決まると変わりづらいんだよね。クラス替えで解放されたら、まだ良い方だよね。
矢島:そうそう。それに、「いじる」「いじられる」は、本来お笑いでは信頼関係があって成り立ってるわけで、いじられる側がイヤな思いをしていたら、それはもう「いじり」じゃなくて「いじめ」なんだよね。
野村:それを根本的に分かっていない人は、大人でも意外に多かったり……。
矢島:3つ目は、「教授学習過程としての授業へ否定的な影響を与える危険性」。要は、教師が授業の中で笑わせようとしてウケなかったり、話が脱線したまま戻れなくなって、そのまま授業が終わっちゃったりするってことね。
野村:わかるぅぅぅ! こういう先生いるわー! ドヤ顔でボケてきたり、子どもが笑わなかったら「おい、今のとこ笑うところだぞ!」って逆ギレされたり……。