教師の悩みの種 癇癪を起す子供にどう対応する?(教員養成セミナー)

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■ 発達障害ではないパターンが多い  このケースのように、感情のコントロールが苦手な子供が、最近増えています。学校の先生方の中には、感情のコントロールが苦手な子供に対して、発達障害を疑う方もいます。しかし、こういった子供は往々にして、親との愛着障害が原因で感情をコントロールできなくなっているケースが多いのです。子供が呼んでいるのにスマホに夢中になっているなど、親が気まぐれな態度で子供に関わっていくような子育ての仕方をしたため、子供の心の安定性が失われている可能性があります。  なので、癇癪を起こしたからといって頭ごなしに叱るのはN G です。パニックを起こしてさらに暴れてしまう可能性があります。なるべくポジティブな声かけを心がけてください。 ■ 感情のコントロール方法  では、どうすれば感情のコントロールが上手になるのでしょうか。対策の一つとして「アンガーマネジメント教育」があります。イラっとしたら数字を数える、暴力を振るいそうになったら、先生に伝えて他の部屋に行くなどの対応を考えるのがよいでしょう。授業で、アンガーマネジメント教育を使ったトレーニングを行っている学校もあるので、そちらも参考にしてみてください。 ■ 一人では解決できない  チームで対応に当たることも非常に大切です。例えば、すぐに癇癪を起すB くんが、テストの点数が悪かったことに腹をたてて、急に怒り出してその場で地団駄を踏み始めたとします。ここで担任の先生が対応していると、授業の進行が止まってしまいます。必ず、他の学年の先生やT2の先生に対応をお願いして別室に連れていってもらいましょう。ここで重要なのが、あまり構いすぎないということです。癇癪を起こせば、注目してくれる、構ってもらえると思い、それが癖になる可能性があります。  中には、人員不足で対応が難しい学校もあるかもしれません。その場合は、管理職に相談をして、教育委員会を頼ってください。教育委員会では、愛着や発達の障害を持った子供に対応するため、人員を派遣する制度を作っています。  感情のコントロールが苦手な子供への対応は、残念ながら一朝一夕で解決することはありません。ですが、ここで先生方が諦めてしまうと、この子供がよくなることはありません。心の土台を作るためにも、スクールカウンセラーとも協力しつつ、チームを組んで、粘り強く丁寧に対応

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(2020/11/17)