大学って、なんて素敵な場所なんだ ―コロナ禍で「学び」に飢えている人へのエール(教員養成セミナー)

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 大学という場所は、何かを探究することの面白さや情熱にとらわれてしまった研究者たちの楽園です。いえ、楽園というよりむしろカオスと言ったほうがいいでしょうか。  もっとも、近年は、研究予算の縮小や、研究ポストの不安定さなどから、ただ情熱のままに研究していればいいという環境でもなくなってしまいました。でも、それでも、大学という場所には、三度の飯より研究が好きという、探究欲望に駆られてしまった人たちが、一定数巣食っているのです。  私の師匠でもある、竹田青嗣という哲学者は、70歳を過ぎた今も、質・量ともにこれまで以上の研究を続けています。その衰えない進化のスピードを見ながら、これは負けてはいられないと、私も日々刺激を受けています。  ちなみに、私たちの勉強法は、古代から現代まで、主要哲学者の主要著作をほぼ全部読んだ上で、歴史学、経済学、社会学、人類学など、あらゆる学問的英知を「食べるように読む」ことが基本です。そうでなければ、私たちが今大きな目標としている、これからのよりよい社会を構想するための哲学を築き上げることはできないからです。 大きな目的に駆り立てられること。日々、自分が確実にレベルアップしているということを実感すること。そのことで、いつかはその目的を達成できるかもしれないという可能性を感じられること。私たちにとって、哲学や学問探究ほど楽しいことはありません。

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(2020/11/17)