0歳の双子虐待事件 父に懲役6年求刑 検察「後遺症の恐れ」 弁護側「愛情深く動機ない」 千葉地裁(千葉日報オンライン)

【リンク先抜粋】
 昨年9、10月に銚子市にある妻の実家で0歳だった双子の息子に重傷を負わせたとして、傷害の罪に問われた無職、石川聡史被告(30)の論告求刑公判が16日、千葉地裁(中村海山裁判官)で開かれた。検察側は「児童虐待の事案に当たる。後遺症が残る恐れがあり結果は重大」として懲役6年を求刑した。弁護側は無罪を主張し、結審した。判決は12月25日の予定。  論告で検察側は、2人のけがについて、複数の医師の証言から頭部揺さぶりなどの虐待で生じた可能性が高いと主張。「近い時期に2人が事故で同様のけがを負うことは考えにくく、暴行に起因する」と述べた。  双子の育児の大半を担っていたため、犯人性が高いと指摘。「(2人に)接する機会が多く、ストレスを感じやすい状況だった」と説明し「変化に最も気付きやすい立場なのに妻に言われるまで病院に連れて行かなかった」と批判した。  最終弁論で弁護側は「2人への愛情は深く、暴行する動機はない」と主張。実家では妻やその両親も2人に接していると指摘し「被告による虐待を示す客観的な証拠はない」と訴えた。  また、長女を育てる中で双子が生まれ「妻の負担を減らそうと仕事を辞めて育児をした。ストレスを感じていなかった」と説明。双子のけがが分かると「育児中に起きたと思い、自責の念に駆られた」とした。  起訴状によると、昨年9、10月ごろ、銚子市の妻の実家で、当時0歳の息子2人の頭部などに強い外力が加わる何らかの暴行を加え、後遺症が残る可能性のある硬膜下血腫や骨折を負わせたとされる。

続きはこちら

(2020/11/17)