メジャー史上初の女性GM・マーリンズのアング氏が会見「重大な責任、喜んで背負う」(東スポWeb)
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メジャー史上初の女性GMに就任したマーリンズのキム・アング氏は16日(日本時間17日)にオンラインで会見した。冒頭で球団共同オーナー兼CEOのデレク・ジーター氏は「継続的な成功への道を歩むにあたり、彼女の経験とリーダーシップを得られることにこの上なく興奮しています」と期待を込めた。
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アングGMは「この72時間は実に特別なものでした。金曜日の午前11時に発表されてから、たくさんの方々からのあふれんばかりの喜び、祝福の言葉がどれほどうれしかったか言い尽くせません」と喜びを明かした。
13日(同14日)に発表されたアングGMの誕生は大きな反響を呼んだ。前大統領夫人ミシェル・オバマ氏、黒人初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソン氏の娘、シャローン・ロビンソン氏、女子テニス界のシステムを改革したビリー・ジーン・キング氏らから、1000を超えるメールやテキストメッセージが寄せられた。
「SNS上での反響にも驚きました。ある程度は事態の大きさを想定していましたが、ここまでとは想像もしていませんでした。それだけ人々が希望やインスピレーションを求めているのだと、そして自分がその一部になれたことをうれしく思います」と感謝した。約1時間ほどの会見では質問に全て丁寧に答えた。
アング氏は1990年にホワイトソックスにインターンとして入団。以来30年にわたる球界でのキャリアを持ち、知識と経験が評価されている。しかし、これまで何度もGM採用面接を受けた。
「これまで落ち込むこともありました。でも、必ず学びはあります。(女性初のGM就任は)一生懸命働いて、あきらめずひたすら前に進んでいけばいずれ夢はかなうという希望なのだと。この瞬間を共有できたことをうれしく思います。多くの方にとってのともしびとなることは重大な責任ですが、喜んで背負います」と力強く抱負を語った。再建中のマーリンズでどんな手腕を発揮するのか楽しみだ。