ソフトバンク・工藤監督が自らに課した「詰め込みすぎ注意報」(東スポWeb)

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 4年連続日本一を狙うソフトバンク・工藤公康監督(57)が21日開幕の巨人との日本シリーズに向けて「詰め込みすぎ注意報」を自らに課している。球界屈指の分析家でもある指揮官は「データとして持っておくことは大事だが、データに頼りすぎるのもいけない。(選手が過去に)対戦しているイメージもある。積み込みすぎるのも良くない」と言う。  ポストシーズン記録を更新する12連勝中で、王貞治球団会長(80)をして「工藤監督率いるホークスは強いなと、改めて感じている」と言わしめた。とにかく短期決戦に強い。その根拠となっているのが分析力。現役時代はビデオテープが擦り切れるほど見返した。今は自宅に専用の分析ルームをつくり、動作解析ツールなどを駆使して戦略を練っている。  情報量と勝負手の多さは他を圧倒するが、だからこそ注意しなければならないのが選手への情報の詰め込みすぎだ。「あれもこれもで現場が混乱しては元も子もない。選手の感覚やイメージも大事にしたいという意図だと思う」とはチーム関係者。研究熱心ゆえの〝落とし穴〟を自ら戒める狙いなのかもしれない。  レギュラーシーズンで14ゲーム差をつけた2位ロッテとのCSは〝絶対に負けられない戦い〟であり、現場首脳陣には緊張感が張り詰めていた。一方で選手たちは普段通りにノビノビとプレー。そのたくましさを目の当たりにした指揮官も、選手を信じて戦えば大丈夫と自信を深めたのかもしれない。 「自分のチームのコンディションを上げることがベストなのかなと思っている」。就任6年で5度目の日本シリーズ。泰然自若で、今年も王者の強さを見せつける。

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(2020/11/17)