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日産自動車のプレミアムブランド「インフィニティ」は、新型クロスオーバーSUVクーペ「QX55」を11月17日17:55（米国太平洋標準時）にワールドプレミアすると発表した。 【拡大写真を見る】 新型QX55は、低いルーフラインと流麗なサイドビューを持つミドルサイズSUVクーペ。そのデザインは、およそ20年前にリリースした「FX」にインスパイアされたもので、インフィニティは新型の投入により、久方ぶりにこのカテゴリーへカムバックすることになる。 詳しいスペックは明らかではないが、ネーミングに含まれる55の数字から、新型QX55は既存の「QX50」と「QX60」の中間に位置づけられる見通し。オーソドックスなSUVスタイルをとるこれらのモデルに対し、QX55はプレミアムSUVの存在感とスポーティなクーペスタイルのフォルムを融合させたデザインがセリングポイントとなる模様だ。また、スタイリングだけではなくコネクティビティなど最新の技術もふんだんに盛り込まれるようで、実車のデビューにあたってはこうしたハイテク面にも注目したい。 これまでにリリースされた画像からは、新型は横方向に長いスリムなリアコンビネーションライトと傾斜の強いリアハッチを持つことがうかがえる。このカテゴリーでは、SUVの力強さとクーペのエレガンスをいかにバランスさせるかが重要だが、この点でも新型QX55には期待していいだろう。 インフィニティではQX55のワールドプレミアにあたり、世界的シンガー、アロー・ブラックを起用したオンラインステージをYouTubeのオフィシャルアカウントで開催するとのこと。こうした力の入れ方からも、いかにQX55の発表を重視しているかが伝わってくる。 全貌公開が待ち遠しい新型QX55。全米でのマーケットローンチは来春が予定され、その後、他の地域でも販売が開始されるとのこと。日本には現状インフィニティの販売網は存在しないが、こうした魅力的なラインナップを国内でも展開できるよう、何とか善処を期待したいところだ。

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(2020/11/17)