第14回田辺・弁慶映画祭、野本梢監督「愛のくだらない」がグランプリと映画.com賞受賞(映画.com)

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 第14回田辺・弁慶映画祭が11月13日から15日までオンラインで開催され、15日にコンペティション部門の各賞が発表された。今年は123作品の応募があり、厳選された入選8作品の中から野本梢監督の「愛のくだらない」が弁慶グランプリと映画.com賞をダブル受賞した。  「愛のくだらない」は、地方局のアシスタントプロデューサーをしている33歳の女性が主人公。結婚や妊活、仕事に悩む一人の女性を通して、LGBTQやSNSといった今日的なテーマをドラマに取り込みながら、それらを野本監督独自の眼差しで描いている。笑わせながらもほろっとさせる作品に仕上げ、4年前の第10回でグランプリを逃したリベンジを見事に果たした。野本監督はスタッフ、キャスト、映画祭関係者に感謝を述べ、「グランプリも受賞できるとは思っていなかった」と喜びを爆発させた。  TBSラジオ賞は三浦克巳監督「親鳥よ、静かに泣け」、俳優賞は「いる」の礒部泰宏、キネマイスター賞は小川深彩監督「偽神」、そして観客賞は亀山睦実監督「マイライフ、ママライフ」が受賞した。  今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、安全確保、感染予防などを考慮して、オンラインでの上映・開催となったが、各作品上映終了後には司会者と各作品監督、出演者によるトークセッションも配信。さらに14日夜には、入選監督と司会の松崎まこと(映画活動家)、松崎健夫(映画評論家)によるライブトークイベントも配信し、例年、開催地の田辺で取り組んでいた若手監督のリアルな声や思いなども届けることに挑戦。国内の他の映画祭との差別化を図り盛況裡に閉幕した。  また続いて、第13回の受賞作品を劇場上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」が、11月20日から12月10日までテアトル新宿で開催される。第13回の弁慶グランプリ、キネマイスター賞、2つの俳優賞、観客賞の5冠を達成した芳賀俊と鈴木祥が監督の「おろかもの」、TBSラジオ賞の白磯大和監督「中村屋酒店の兄弟」、映画.com賞の山浦未陽監督「もぐら」、俳優賞の中川奈月監督「彼女はひとり」に加え、撮り下ろしの新作短編も上映予定。さらに第14回のグランプリ作品「愛のくだらない」も12月3日に上映されることが決定した。  なお、「田辺・弁慶映画祭セレクション2020」は12月18日から24日までシネ・リーブル梅田でも

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(2020/11/16)