大韓航空がアシアナ買収へ 世界7位の「メガキャリア」に(聯合ニュース)

【リンク先抜粋】
【ソウル聯合ニュース】政府系の韓国産業銀行は16日、国内航空最大手の大韓航空と経営再建中のアシアナ航空の統合に向け、大韓航空を中核とする韓進グループの持ち株会社である韓進KALに8000億ウォン(約750億円)を投資すると発表した。大韓航空は今週中に買収意向書をアシアナ航空に提出すると予想される。  これにより、1988年のアシアナ航空設立以来32年間続いた韓国航空業界の2強体制から大韓航空の独走体制となり、世界7位の「メガキャリア(巨大航空会社)」が誕生する見通しだ。 ◇アシアナの負債も背負う大韓航空  国際航空運送協会(IATA)の統計によると、昨年の旅客・貨物輸送実績で大韓航空は世界19位、アシアナ航空は29位だった。両社の輸送量を合計すると、単純計算で世界7位に浮上する。  旅客数に輸送距離を乗じた「旅客キロ」では大韓航空が18位、アシアナ航空は32位で、両社を合わせると10位のアメリカン航空に並ぶ。  国際旅客輸送では大韓航空が19位、アシアナ航空が36位で合わせると10位。国際貨物輸送では大韓航空が5位、アシアナ航空が23位で、合わせるとキャセイパシフィックを抜いて3位に上昇する。  昨年の売上高は大韓航空(12兆2000億ウォン)とアシアナ航空(6兆9000億ウォン)を合わせて約20兆ウォンで、資産は40兆ウォンになる。  大韓航空がアシアナ航空を買収すれば、整備や操縦士の教育・訓練などを一元化することでコストが削減でき、重複路線の簡素化によって収益性も改善すると期待される。  また、乗り継ぎ便やマイレージの統合など、消費者にとってもメリットが増すとみられる。  一方で、前向きな見通しのみが示されているわけではない。  新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少し、今年1~6月の大韓航空の売上高は4兆ウォン、アシアナ航空の売上高は1兆9000億ウォンに落ち込んだ。  重複する路線は買収後に統廃合されるため、両社の昨年業績の合計額が買収後もそのまま維持される可能性は低そうだ。  また、アシアナ航空の負債を引き受けることは大韓航空にとって負担になる。大韓航空の負債額は計23兆ウォンで、アシアナ航空は約12兆ウォンだ。  問題は、アシアナ航空の資本浸食率が4~6月期基準で56.3%と深刻な水準にある点だ。年末時点で資本浸食率が50%を

続きはこちら

(2020/11/16)