産学連携「近大自転車」&「四天王寺大サブレ」デビュー(産経新聞)
【リンク先抜粋】
近畿大(大阪府東大阪市)は16日、大阪府と兵庫県で自転車販売店を展開する「サイクルショップカンザキ」と共同開発した自転車「ネオンサーキット」を報道陣に披露した。実学を重んじる近大が産学連携で開発した製品やサービスは近大マグロをはじめ100種類以上あるが、「近大自転車」は初めてとしている。
【写真】共同開発した低糖質サブレ
今回の共同開発は近大と包括連携する藍澤証券(東京)の仲介で実現。カンザキが取り扱う海外製クロスバイクの新たなデザインを担当することになり、工業デザインを学ぶ近大の学生らが平成30年4月から開発に参加した。いくつものデザイン案が示され、最終的に文芸学部4年の中村爽(さや)さんによる「近大マグロが泳ぐ速度や街のネオンを連想するデザイン」が採用された。
16日の寄贈式で、カンザキを運営する吉正商店(大阪市東淀川区)の神崎充旦(みつあき)社長は「付加価値のある製品を販売したいと思う中、近大の協力はありがたい」と感謝。近大の竹原幸生(こうせい)リエゾンセンター長は「商品化は学生らにとって成長の糧になる」と語り、教育面で効果があるとした。
この自転車は限定75台が生産され、実売価格税込み4万6千円で9月から「カンザキ」の7店で販売。売れ行きによっては増産も検討する。問い合わせはカンザキの菅原本店(06・6328・3935)。
また、四天王寺大(大阪府羽曳野市)と和菓子店「あん庵」は16日、糖質を通常より約30%減らした低糖質サブレを共同開発したと発表した。糖尿病患者でも食べやすいとしており、12月1日からあん庵の羽曳が丘本店(同)と富田林喜志店(大阪府富田林市)で販売する。
低糖質サブレは、糖尿病患者でも食べやすいようにとの思いから企画がスタート。管理栄養士のアドバイスにより、材料におからやオリーブオイルを使ってカロリーを抑えた。1枚80キロカロリーで、通常のサブレより糖質を約30%、コレステロールを約70%削減。脂質や糖質の吸収を抑える食物繊維を豊富に含んでいる。
同大と連携したのはデザインに関してで、短期大学部生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻の学生を対象にコンペを実施。22件の応募作から2年の牧野楓さん(20)のデザインを採用した。完成した低糖質サブレはアーモンド風味に味付けされており、税込み5枚810円で販売される。