5Gスマホ大競争がスタート、iPhone発売でシェア争奪戦に(LIMO)
【リンク先抜粋】
2020年10月30日、アップルの5GスマホiPhone 12がソウル市内で一斉に売り出された。30日の1日だけで10万台以上売れ、韓国市場で上々の滑り出しをみせている。iPhone 12の登場で、それまでロングタームエボリューション(LTE)止まりだったアップルのファンらは、5Gスマホへの買い替えを急いでいる。また、メジャースマホメーカーすべてが主力製品群を5Gにシフトすることにより、世界中の5Gインフラ構築と加入者の増加・拡大にも弾みが付く見通しだ。
アップルは、iPhone 12シリーズ4種すべてを5Gモデルとして発売した。LTE専用モデルを出荷しないため、新たに販売したiPhone 12全量が5Gスマホのシェアにカウントされる。アップルは、韓国の移動通信3社をはじめ、世界130社余りの移動通信会社と5G関連の緊密な協業を進めている。
iPhone 12シリーズのコアマーケティング戦略として、5Gの速度を強調し、各国の移動通信会社とのプロモーションを通して世代交代を促す。市場調査機関Strategy Analytics(SA)の資料によれば、アップルはiPhone 12シリーズの出荷を起点に、世界第2位の5Gスマホメーカーに浮上する見通しだ。現状のトップはファーウェイで、サムスンが後を追う。ファーウェイの販売量の大半が中国市場に限られることを考えると、北米とヨーロッパなどの主要市場で大規模な新規需要の確保が可能と、SAは分析している。
SAは、21年に販売予定の5Gスマホ6億7000万台のうち、1億8000万台がiPhone 12であり、アップルはファーウェイとサムスンを追い抜き、5Gスマホ市場でトップに躍り出ると予測している。現状でiPhoneのシェアが47%に達する北米と、21年に5Gの実用化が本格化するであろう欧州市場で爆発的な成長が見込まれているためだ。