劇団唐ゼミ☆「唐版 風の又三郎」のテント芝居は換気力抜群!(東スポWeb)

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 俳優の唐十郎に師事する演出家の中野敦之(38)が代表を務める「劇団唐ゼミ☆」(22日まで、14時開演)が16日、東京・新宿区の東京中央公園水の広場特設劇場でテント演劇「唐版 風の又三郎(3幕)」の公開ゲネプロを行った。  劇団唐ゼミ☆が第30回記念公演で、唐十郎の最高傑作と称される「風の又三郎」上演に挑戦する。宇都宮のホステス・エリカと熱烈な宮沢賢治読者の青年・織部を中心に展開するストーリーの中に〝唐イズム〟を徹底的に表現した「決定版」と銘打っている。  新型コロナウイルス感染対策として、役者の体調管理や消毒、十分な席間のスペース確保に加えて、テントの一部を開けることで、換気力抜群の劇場となった。  中野代表は「いろいろな方のご支援をいただいた。コロナ禍で、みなさんがこういう芝居に『在ってほしい』という気持ちを感じました。劇場に来ていただける方はもちろん、劇場に来ていただけない方たちに対しても、この場所から『(芝居を)やっているんだぞ』と、力を届けたい」と意気込んだ。  コロナ禍で役者たちも苦労を強いられた。  織部を演じる俳優の熊野晋也は「ズームなどでの稽古もしました。マスクを取ったのがゲネプロが初めて。芝居をする喜びを感じました」と語る。  エリカを演じる劇団立ち上げからのメンバー・禿恵(とく・めぐみ)は「唐さんの舞台は肉体と肉体のぶつかり合い。マスクがあることで紙1、2枚の距離を感じていました」という戸惑いもあったそうだが、熊野と同じく、全力で芝居をすることに充実感をにじませた。  劇団員に加え、俳優の丸山正吾や鳳恵弥も強力サポート。唐十郎は千秋楽公演を見に来る予定で、中野は「唐さんはかわいく『頑張ってね~』と。怖い人と思われがちなんですが」と笑った。

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(2020/11/16)