新型宇宙船打ち上げ成功 野口さん搭乗 初の民間運用(産経新聞)

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 宇宙飛行士の野口聡一さん(55)ら4人を乗せた米スペースX社の新型宇宙船クルードラゴンが日本時間16日午前9時27分、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。宇宙船は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。民間の有人宇宙船が本格運用されるのは世界初で、宇宙開発の大きな節目となった。 【表でみる】野口聡一さんの歩み  野口さんは午前6時過ぎ、米国の飛行士3人とともに発射台に到着。手を振って大型ロケット「ファルコン9」の先端部に搭載された宇宙船に乗り込んだ。17日午後1時ごろ国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、約半年間の長期滞在を開始する。  クルードラゴンは今回が運用段階の初号機で、米国による有人宇宙船の運用が9年ぶりに再開した。ISSを往復する有人宇宙船は現在、ロシアのソユーズだけだが、今後はクルードラゴンとの併用になる。  スペースXは将来、クルードラゴンに一般人を乗せて宇宙旅行を事業化する計画で、民間による宇宙ビジネスが本格化しそうだ。  野口さんは2005年の米スペースシャトル、09年のソユーズに続く3回目の飛行。今回は米国人以外で初めて新型宇宙船に搭乗した。ISS滞在中は日本実験棟「きぼう」で科学実験を行うほか、東日本大震災から10年となる来年3月には被災地からのメッセージを世界に発信する予定。  クルードラゴンは11年に退役したスペースシャトルの後継機として、米航空宇宙局(NASA)の委託を受けたスペースXが開発。今年5月に飛行士2人を乗せた試験機を打ち上げ、ISSとの往復に成功した。  運用2号機は来年春ごろに打ち上げられる予定で、星出(ほしで)彰彦さん(51)らが搭乗する。

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(2020/11/16)