土砂投棄で宗教法人が静岡県と伊豆市に説明(静岡放送(SBS))
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伊豆市にある宗教法人の敷地から産業廃棄物の混じった土砂が流出している問題で新たな動きです。この宗教法人の代表者が11月16日、県の担当課を訪れ、聞き取り調査に応じました。
宗教法人の代表者は16日午後、県東部総合庁舎を訪ねました。10月19日に続く聞き取り調査では、宗教法人の敷地に、誰がどのように土砂を埋め立てたかなど不明な点についてあらためて事情を聴いたとみられます。16日の調査には伊豆市の担当者も出席しました。
<中井秀カメラマン>「こちら達磨山の南に位置する場所になります。人の姿も見られます。2人こちらを向いているようです。何か鉄板のようなものをトラックから下ろしています」
伊豆市の宗教法人の敷地から産業廃棄物が混じった土砂が流出している問題。
<井浪直人ディレクター>「下に沢が流れています。その脇に目をやると大量のごみのようなものがたまっているのがわかります」
土砂にはプラスチックごみなども混じっています。この土砂が近くを流れる狩野川の支流、柿木川に流れ込んでいるため、狩野川の水質汚染など周辺への影響が懸念されています。
<菊地豊伊豆市長>「おびただしい量の廃棄物が出ているのだから、やはり管理責任を問わざるを得ない」
伊豆市は宗教法人に対して流出した土砂を取り除くことや土砂による損害賠償などを求めて年内にも裁判を起こす準備を進めています。一方、宗教法人側は土地の管理責任は認めているものの「土砂は知らないうちに搬入された」と主張しています。16日の調査で宗教法人側は、役員のうち一人が独断で土砂の埋め立てに関わったとみられ、この役員を16日までに解任する手続きを取ったと説明しました。
<宗教法人 平和寺本山 高木憲司責任役員>「管理責任を問うのであれば、それは伊豆市も同じと話してきた。伊豆市の訴訟内容を見てから確実に反論したい」
<宗教法人 平和寺本山 大野求実代表>「きちっとしていかないと、迷惑をかけた部分もあると言う思いです」
県と市は引き続き、誰に責任があるのか調べる方針です。