遠州灘に国内最大級の防潮堤が完成 浸水面積が8割減に(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 遠州灘の沿岸で2020年3月に完成した国内最大級の防潮堤の竣工式が11月15日行われました。いまも県内各地で津波対策は進められていますが、なかなか万全とまではいかないようです。 <神谷修二カメラマン>「天竜川の河口から完成した防潮堤は17km先の浜名湖までつながっています」  浜松市の遠州灘の沿岸に完成したのは全長17.5km、高さは最大15mの巨大な防潮堤です。 <川勝知事>「浜松市民の大きな財産、また歴史に残る1ページが開かれた」  県によりますと防潮堤の総工費は約330億円。完成によって浜松市内は津波の浸水面積が8割程度減るだけでなく、木造家屋が倒壊する目安となる深さ2m以上の浸水想定区域は98%減ると見込まれています。 <鈴木康友浜松市長>「決して順風満帆にここまできたわけではない。いろいろな課題や困難もあったがまさに『オール浜松』で乗り越えてきた感無量です」  この防潮堤は総工費のうち、300億円を寄付した一条工務店の名をとって「一条堤」と呼ばれることになりました。県内の津波対策をめぐってはこれまでに静岡市は津波避難施設をすべて完成させていますが、浜松市と同じ遠州灘沿いの磐田市や湖西市では防潮堤の完成はまだ先の話です。浜松市は大型の寄付で防潮堤の建設を実現しましたが、決められた予算の中で何を優先していくのか。各自治体は今後も津波対策の難しさと向き合っていくことになります。

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(2020/11/16)