7度目のタイトルを決め珍しく感情をあらわにしたハミルトン。チェッカー目前、彼の脳裏によぎったもの(motorsport.com 日本版)

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 F1トルコGPは雨で混沌とした展開となったが、結果的にルイス・ハミルトン(メルセデス)が独走でトップチェッカー。自身7度目となるドライバーズタイトルを確定させた。 【動画】2020年F1第14戦トルコGP決勝ハイライト  メルセデス勢は週末を通してイスタンブール・パーク・サーキットの滑りやすい路面に苦戦しており、雨の中行なわれた予選でもレーシングポイント勢やレッドブル勢の後塵を拝し、ハミルトンは6番グリッドからのスタートとなっていた。そしてレース序盤は、快調に飛ばすトップのランス・ストロール(レーシングポイント)に対して一時は24秒もの差をつけられるなど、ハミルトンの勝利は厳しいかと思われた。  しかし最終的には、インターミディエイトタイヤで最後まで安定したペースを記録したハミルトンが他車を圧倒。2位のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に31.633秒の差をつける圧勝劇だった。これでミハエル・シューマッハーの歴代最多記録に並ぶ7度目のドライバーズタイトルを決めたハミルトンだが、フィニッシュラインを越えた彼は感極まっていた。  そのことについてレース後の記者会見で尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。 「自分の感情をコントロールできなくなることは滅多にない。最後の数周、僕たちはピットに入るかどうか議論をしていたけど、その時も『頑張れ、ルイス。君は(タイトルを)手にするんだ』と自分に言い聞かせていたんだ」 「その瞬間が近付いてきているのを感じていたし、今の順位でフィニッシュすれば、チャンピオンになれることも分かっていた」 「だから色んな感情が駆け巡っていて、僕はそれを止めようとしていた。5歳からカートに乗っていて、イギリス選手権で初めて優勝した時、父と帰りの車中で“We Are The Champions”を歌いながら、ここに来る事を夢見た……そんな僕のこれまでのキャリアが思い出されていたんだ」 「そしてここに辿り着いて、(記録が)目の前にある。簡単に受け入れられるものじゃなかったよ。ラインを越えた時、色んなものが押し寄せてきて涙が溢れ出てきた。インラップの間ずっとだ」 「本当に信じられなくて、しばらくクルマから出ることができなかったんだ」 「僕はこれまで強さを見せられたと思うけど、これは僕を支えてくれた偉大な男、父がいなければできなかった

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(2020/11/16)