[MOM3309]鹿島学園MFエゼ・トベチク(3年)_FW転向わずか3か月、全国に導く延長V弾!(ゲキサカ)

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [11.15 高校選手権茨城県予選決勝 鹿島学園 延長2-1明秀日立 カシマ]  茨城県予選は4試合連続ゴール。そして、予選最後の得点は鹿島学園高を全国に導く千金弾となった。「僕が出場できる最初で最後の全国にいける大会。絶対に勝ちたかった」。FWに転向してわずか3か月というエゼ・トベチク(3年)が、大一番でヒーローの座を射止めた。  前半立ち上がりに試合が動いたあとは1-1のまま膠着状態が続いた。守備陣が締めながらチームとして勝機を伺う中、その瞬間が訪れたのは延長前半7分だった。左サイドを仕掛けたMF土井紅貴(3年)がシュートを打つと、相手に当たったこぼれ球にエゼが反応。ペナルティエリア内でターンすると、豪快な右足シュートを突き刺した。 「信じて延長も使い続けていた」という鈴木雅人監督の期待に満点で答える活躍ぶり。疲労が見える延長後半も最後まで前線で体を張り、100分間を走り抜いた。186cmの高さとフィジカルを生かして起点になり、シュート数は両チーム最多となる4本を記録。MF大澤昌也(3年)は「裏へのランニングだったりパスコースを作ってくれる。体も強い選手なので助けられます」と、献身性に感謝していた。  ボランチからFWにコンバートされたのが、今年8月。ポストプレーからチャンスを広げるが、フィジカルだけではなく、足元の技術やドリブルを持ち味とする。現在もボランチへの愛着は深く、憧れのFW選手は「いない」というが、それでもFWとして決勝ゴールを挙げ、チームを4年ぶりの全国進出に導いた。 ナイジェリア人の父と日本人の母を持つエゼは大阪府出身。「寮生活がしたかった」と、セレッソ大阪U-15から鹿島学園へ。「環境が良くて、先輩たちが優しかったのでここに来ました」。昨年のエース磯部直也、2歳上の大角直輝からもエールが届き、「絶対に勝とう」と静かに気合を入れ直していた。「点を取ってチームを勝たせられる選手になりたい」。開幕までにさらなる進化を遂げ、次は全国の舞台でゴールを奪う。  

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(2020/11/15)