御嶽海、同学年の翔猿下し6勝目 賜杯を左右するキーパーソン(産経新聞)

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 御嶽海が15日、翔猿を下した。  「今場所で一番楽しみだった。楽しかったです」。6勝目を挙げた御嶽海の声はとにかく弾んでいた。相手は初顔の翔猿。同学年で初土俵もほぼ同じだ。翔猿が先場所で優勝争いに絡む快進撃を演じたことにも、大きな刺激を受けていた。  立ち合い、間髪入れず左上手をつかんだ。これでちょこまか機敏な翔猿の動きを封じた。右下手も取って引き付けると、最後は体をひねりながら、左からの上手投げ。優勝2回を誇る関脇の貫禄勝ちだった。  場所前の調整は上々だった。所属する出羽海部屋の関取は自身一人。コロナ禍で出稽古が禁止され、長らく若い衆との稽古しかできなかったが、10月にようやく「合同稽古」が行われた。白鵬らと相撲を重ね、「良い空気を吸えた」と大きな手応えを得た。  先場所後に正代が大関に昇進したことも発奮材料。「置いていかれないように頑張りたい」と冷静に話すが、大関候補の“先輩”として内心穏やかではないはず。今場所で2桁勝利を挙げれば、また大関につながる道が開けてくる。  全勝の貴景勝、1敗の照ノ富士との対戦も残し、優勝を諦めるのは早い。「体力はまだいっぱいある。前に出る相撲を取れば、白星がつながると思う」。看板力士の離脱が相次ぐ中、主役の座をひそかに狙っている。(浜田慎太郎)

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(2020/11/15)