賞金総額6億円に北島康介GMのカエル軍団が挑む ISLは競泳の概念を変えるか?(産経新聞)

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 DJが爆音で軽快な音楽をかき鳴らす中、色鮮やかなスポットライトが照らすのは競泳用のプール。10月からハンガリーのブダペストで開催されている国際リーグ(ISL)は、これまでの競泳界のイメージを覆す大会として注目を集めている。日本からは五輪2大会連続2冠の北島康介氏がゼネラルマネジャー(GM)を務める「東京フロッグキングス(FK)」が今年から参戦。新型コロナウイルス禍でのリーグ開催にも尽力した北島GMは「ISLには選手の価値を高めていける可能性がある。新しい水泳の形を目にする人が増える機会になる」と革新的な取り組みに自信をのぞかせている。 【写真】ネオンの派手な演出でレースを盛り上げる  昨年創設されたISLはウクライナの富豪、コンスタンチン・グリゴリシン氏が自身の資産を原資に立ち上げた大会。今大会の賞金総額は605万ドル(約6億3700万円)と競泳界では破格の金額が設定されている。  注目すべきはISL独自の試合形式だ。競泳では珍しい「団体戦」を採用し、今年は世界各地から10チームが参加。レースはスピード感が味わえる短水路(25メートルプール)で争われ、個人の順位に応じて与えられるポイントの合計得点でチーム順位を競う。  選手が予選、準決勝、決勝と段階を踏む五輪や世界選手権とは異なり、レースはすべて一発勝負。特に会場が盛り上がるのは、3分間のインターバルを挟みながら3レースを行う「スキンレース」。8人→4人→2人とタイムが悪い選手から脱落していき、最後まで残った選手が大量得点を得られる。また、一定のタイム差をつけて優勝すると、下位選手のポイントを奪える「ジャックポット」システムなどもあり、賞金獲得に向けてチームが得点を奪い合う白熱したレース展開が味わえる。  記録追求がメインだった従来の国際大会とは一線を画す、エンターテインメント性に富んだISLは、競泳のイメージを一変させる可能性を秘めているとされる。1試合は2時間×2日間で集中的に開催され、メディア露出がしやすい仕組み。暗転した会場には巨大な電光掲示板が浮かび上がり、プールサイドの応援席はチームカラーのネオンがきらめく。今季は新型コロナの影響でブダペストでの集中開催となったが、本来なら1試合ごとに世界各地の会場を転戦する“キャラバン方式”で、各地のファンを獲得する狙いだった。  北島GMは「新しい競泳

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(2020/11/15)