ドローン規制だけで35件…「ライト兄弟も韓国ではつらかったはず」(朝鮮日報日本語版)

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■韓国の業界全体の売り上げが中国首位メーカーの10分の1  ソウル市と国土交通部が11日、ドローンタクシーの実演会に中国製ドローンを使用したことについて、「国産はないのか」と指摘する声が上がっている。結論から言うと、韓国企業はまだ試作品すら作れていない状態だ。ドローン分野で世界で業界トップの中国企業DJI(深セン市大疆創新科技)の2018年の売上高は4兆8000億ウォン(約4500億円)だったが、韓国のドローン製造・サービス市場の規模は約4400億ウォン(今年基準)にすぎない。10分の1にもならない。韓国のドローン関連企業の97%が中小企業で、まだよちよち歩きのレベルだ。韓国政府は2-3年前から規制緩和に取り組んでいるが、早期の規制が市場参入と技術革新を阻んでいると指摘されている。 ■世界最高の国ランキング7位は米国、韓国は20位、日本は?  韓国経済研究院によると、16年に56億1000万ドルだった世界のドローン市場は25年に239億ドル規模に急成長すると見込まれている。一方、韓国のドローン産業はよちよち歩きを始めた段階だ。韓国ドローン産業振興協会が把握している韓国のドローンメーカーは今年時点で212社。うち97社(207社)は中小企業だ。農薬散布用無人ドローンや一部産業用ドローンを生産するメーカーもあるが、大半はレジャー用の製品を生産する。産業用ドローンも先端製品は少ない。  ドローンを製作している大企業5社はハンファエアロスペース、LIGネクスワン、韓国航空宇宙産業(KAI)など大半が防衛関連メーカーだ。民間用ドローンを製造しているのは斗山モビリティーイノベーションだけだ。韓国ドローン産業振興協会関係者は「ごく少数の業者を除けば、大半は経営状態が零細だとみている」と話した。  韓国のドローン市場は事実上中国製に占領されている。18年時点でDJI、SYMA(司馬玩具実業)、チアソン(広東澄星無人機)、JJRC(広東健健智能科技)など中国メーカー4社が韓国の産業用ドローン市場の92%を占める。18年の平昌冬季五輪開幕式で1218台が登場する「ドローンライトショー」が行われたが、米インテルの製品だった。何よりも技術水準が遅れている。韓国の技術水準は部品別で世界最高レベルの企業の35-70%にとどまると評されている。

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(2020/11/15)