鬼滅ブーム、今は「第2波」 鬼滅ツイートは昨年12月の「18巻」発売が頂点(産経新聞)

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【最新電脳流行本事情】  吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さん原作の漫画で、人間と鬼の死闘を描いた「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の劇場版は記録的なヒットになっている。週刊少年ジャンプでの連載は平成28年にスタートし今年5月に終了したが、原作を追い続けたファンにしてみれば「今さら感」もあるだろうし、この記事も便乗感が否めない。収集してきた読書感想ツイートをたどると、ブームの始まりは昨年で、今は「第2波」が来たといえるからだ。(渡部圭介) 【画像】劇場版「鬼滅の刃」の一場面  ■第1波は昨秋  コラムのような書評である本記事は、日々収集している読書感想ツイートの解析をもとに書いている。昨年2月の開始前、自作の収集・解析プログラムの稼働テストでツイート内の書籍名を抽出し、タイトルごとに集計してみた。漫画では「ジョジョの奇妙な冒険」や「ゴールデンカムイ」の投稿が多く、「鬼滅」の影は薄かった。  鬼滅ツイートが高い伸びを示したのは昨年9~10月。コミックス17巻が出たころだが、テレビアニメ放送の終了時期と重なる。語りつくされた考察だが、アニメを契機にブームの第1波は到来した。  この作品で、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が属す鬼の討伐組織「鬼殺隊」の剣士たちはさまざまな剣技を繰り出し、鬼もいろんな「術」で対抗する。こうした技や術の応酬は、漫画では何が起きているのか分かりづらい。  アニメでは劇的に描きこまれている。おかげで私は漫画の戦闘シーンの絵が脳内で動き出した。原作を貫く物語の深さと、ときおり交じるユーモラスな描写もあってファン層が広がり、第1波が訪れた気がする。  ■バズった18巻  12月になるとツイートはさらに伸びた。日ごとに見ると、コミックス18巻が発売された同4日が集計期間中最多。18巻は猗窩座(あかざ)という鬼の過去が詳細になるが、さまざまな過去を背負った鬼の中でも切なさ具合は半端ない。  人の醜さに翻弄された生涯が共感を呼び、ツイートが伸びた…なんて書くと、獣の面をかぶった鬼殺隊の嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)に失礼か。伊之助と鬼の因縁も明かされる。  人にも鬼にも慈愛に満ちた作品の世界観が凝縮された18巻で、膨らんだファン層が固まった感じ。一方で19巻以降、発売時期のツイート数は伸びを欠く。物語の終盤、戦闘シーンはいっそ

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(2020/11/15)