同大が伝統の展開ラグビーで連勝、山口が復活起爆剤(日刊スポーツ)

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<関西大学ラグビー:同大53-19立命大>◇B組(昨季偶数順位)第2節◇15日◇京都・宝が池球技場 5年ぶりの関西制覇を目指すB組(昨季偶数順位)の同大が53-19で立命大を圧倒し、開幕2連勝を飾った。股関節の故障から復帰した昨季のU20(20歳以下)日本代表WTB山口楓斗(3年)が、先制トライを挙げるなど躍動。21日に控える京産大との全勝対決に弾みをつけた。A組(昨季奇数順位)は5連覇を狙う天理大が近大を50-0で下して2連勝。22日には関学大と同組1位通過を争う。     ◇    ◇    ◇ この秋、消化不良が続いた同大伝統の展開ラグビー。復活の起爆剤は山口だった。前半16分、ゴール前でラック際を突いて先制トライ。関大に2点差で競り勝った前節の重い空気を一掃すると、見せ場は14-0で迎えた36分だった。中盤で相手防御ラインを突破すると、約30メートル独走。最後はSH人羅のトライを演出し「チームの勝利に貢献できて良かった」とうなずいた。 166センチ、71キロのエースは昨夏、U20日本代表として「ワールドラグビーU20トロフィー」に出場。初戦のブラジル戦で2トライし、優勝に貢献した。東海大福岡高では花園に縁がなかったが「同大は名門。関東より関西でやりたい」。同校の監督を通じて、同大側に自ら売り込んだ。得点源として期待された今年は7月に股関節を負傷し「どれだけ動くか心配だった」。それでも伊藤ヘッドコーチは「山口が帰ってきてWTBで使いたかった」と前節からBK4人を配置転換し、計7トライと機能した。 前節WTB起用の1年生CTB岡野は2トライを挙げ、フランカー中尾主将にも「80分間通して、相手を圧倒することができた」と笑顔が戻った。次は全国大学選手権、B組1位通過が懸かる京産大戦。同大の力を見せつける。【松本航】 ◆今季の関西大学ラグビー 昨季順位で奇数(A組)偶数(B組)の4チームずつに分け、総当たり3試合で同組内の順位付け。A組は天理大、関学大、近大、摂南大。B組は同大、京産大、立命大、関大。最後は両組の同順位同士で順位決定戦を行い、上位3チームが全国大学選手権へ進む。

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(2020/11/15)