ガンズ・アンド・ローゼズの『アペタイト・フォー・ディストラクション』は剥き出しの攻撃性と卓越したテクニックが同居した傑作(OKMusic)

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OKMusicで好評連載中の『これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!』のアーカイブス。今回はガンズ・アンド・ローゼズの『アペタイト・フォー・ディストラクション』を紹介する。ガンズがデビューした80年代後半、多くのヘヴィメタル・グループが行き詰っていたように思う。80年代前半から半ばにかけて、アメリカ西海岸からはモトリー・クルーを範としたラット、ドッケン、トゥイステッド・シスターなど、多くのグループが出現して大きな収益を生んではいたが、パンクロッカーが大手レコード会社に飲み込まれていったように、ヘヴィメタルのミュージシャンたちもまたアク抜きされ、様式美のみが目立つようになっていく。そんな中でガンズはデビュー。本作はリリース直後には売り上げが伸びなかったが、内容の素晴らしさだけでなく、ジャケットデザイン変更やMTVの放映拒否などのスキャンダル等も功を奏し、1年後には全米チャートで1位を獲得する。アルバムはリアルな攻撃性とハイレベルのテクニックがパンク的な精神性に支えられており、彼らの代表作というだけでなくハードロックの代表作にも挙げられる傑作だ。 ※本稿は2016年に掲載

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(2020/11/15)