1990年代に大ヒットした三菱のRV5選。あの頃の三菱はスゴかった!(GQ JAPAN)

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パジェロは、トヨタ「ランドクルーザー」など、1970~1980年代にあらわれ市場を形成していったクロカン型4WD車への挑戦であった。 レジャーブームやキャンプブームが生まれていて、そのひとたちが、いまの言葉でいうSUVを求めるトレンドが生まれていたのだ、当時、スパルタン(簡略な装備)なジープを生産していただけでは、太刀打ちできないと気づいた開発陣が企画を立ち上げ、当初”ヨンクなんて必要ない”と言っていた経営陣を説き伏せた結果が、初代パジェロの誕生であった。 当時、レンジローバーみたいなデザインがウケると踏んでいた三菱のデザイン部が、探り針の目的で開発した試作車「パジェロll」が1979年の東京モーターショーで好評。それに勢いを得て、大胆なボクシーなスタイルを採用し、はたして大当たりとなった。 1991年、9年ぶりにモデルチェンジして登場した2代目は、いわゆるキープコンセプト。初代では、エンジンやボディのバリエーションを豊富にそろえたことも販売面のプラスになっていた。そこも受け継いだ。 ショートボディ、ロングボディ、メタルトップ、ソフトトップ、ミッドルーフ、キックアップルーフ、さらに標準ボディとワイドボディがあった。エンジンも、ガソリンとディーゼル、V型6気筒と直列4気筒という具合だ。 メカニズムの特徴は、「スーパーセレクト4WD」の採用だ。初代はパートタイム式4WDであったところ、フルタイム4WDとして使えるというふれこみだった。くわえて、従来、センターデフロック時には働かなかったABS(ブレーキをかけているときロックするのを防ぐ安全装置)が作動するようになっていた。 1999年にフルモデルチェンジを受けるまで、バリエーションは増え続けた。市場の声を聞きながら、メカニズムやボディバリエーションなど、新しい提案をすることで需要を作り出す。それが奏功したのである。

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(2020/11/14)