仙台18戦ぶり勝利 長沢が涙糧に古巣へ魂のハット(日刊スポーツ)

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<明治安田生命J1:G大阪0-4仙台>◇第27節◇14日◇パナスタ 最下位のベガルタ仙台が今季最多得点で悪夢を振り払った。12戦不敗のガンバ大阪にアウェーで4-0の大勝。8月8日のアウェー・ヴィッセル神戸戦以来、18試合ぶりに勝ち点3をつかんだ。先発から外れたDFシマオ・マテ主将に代わり、キャプテンマークを巻いたFW長沢駿(32)が、前半17分、同44分、後半30分にゴールを奪い、古巣相手に魂のハットトリック。クラブワースト2位の17戦未勝利(5分け12敗)から抜け出す原動力になった。 【写真】ハットトリックを達成した長沢は祝福を受ける    ◇   ◇   ◇ あの日の涙を、満面の笑みに変えた。長沢は試合終了の整列後、審判からハットトリックの記念球を受け取ると、仲間たちと次々にグータッチ。喜びを分かち合い、「勝つことがこんなに気持ちのいいものなのかと忘れていたぐらい本当にうれしかった。僕1人で取ったゴールは1点もない。みんなに感謝しながら、逆にみんながすごく喜んでくれた。やっと勝ててホッとしています」。重圧から解放された。 副主将として、ストライカーとして、勝利に導けないふがいなさがあり、競り負けた10月28日のホーム神戸戦後の場内あいさつの際には涙があふれた。その悔しさを、払拭(ふっしょく)した。 仙台は基本布陣を8試合ぶりに4-3-3に戻し、序盤から攻勢。前半17分、DFパラのパスに抜け出したFWクエンカが、ペナルティーエリア深い位置からマイナスの折り返し。最後は待ち構えていた長沢が、左足でGKの頭上に突き刺し先制。同44分にはCKからヘディングで合わせ、後半30分にも右クロスを頭でたたき込み、チームトップの今季6ゴール目とした。 長沢はG大阪時代の18年4月4日、ルヴァン杯名古屋グランパス戦で4得点をマーク。リーグ戦初のハットトリックは特別な相手から挙げた。「本当に古巣に勝てたこと、3点取れたことはすごく自信になった。ガンバの選手にはいろいろ怒られたけど、それもうれしかったです」。最高の結果につなげ「今日の3点に関しては、すべてパーフェクトだと思います」と喜んだ。 03年のクラブワースト19戦未勝利を止めたのもアウェーG大阪戦だった。仙台は成績低迷、経営危機、MF道渕の解雇など歯車がかみ合わなかったが、ついに長いトンネルを抜けた。残りは7試合

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(2020/11/14)