中国の紡績品輸出が急増、コロナ禍でインドの工場が再開できず注文が集中(CNS(China News Service))

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【CNS】中国メディアによると、海外から中国に紡績品の注文が集中している。世界的なコロナ禍の影響でインドの多くの紡績会社が操業を停止している一方、中国では新型コロナウイルスは収束しており、注文が中国にシフトしている。  紡績品生産が盛んな浙江省(Zhejiang)紹興市(Shaoxing)柯橋区(Keqiao)では、多くの紡績会社が相次ぐ注文を受けて生産に追われている。紡績会社「森如(Senru)」の責任者は「今年は9月まで輸出量が大幅に減少しましたが、10月に入ってから欧米、日本、韓国からの注文が急増しています。おかげで最近の輸出量は例年の70%まで回復しました」と説明する。  同社は主にポーラーフリース、ラムフリース、フランネル、セータークロスなどのニット生地を製造している。11月11日の中国最大のオンラインショッピングイベント「双11(独身の日)」セールに向けた生地の注文も急増しており、責任者は「生産能力は急に拡大できないので、昨年までの在庫が完売しました」と話している。  インドでは新型コロナウイルスに対する効果的な抑制が進まず、多くの工場が稼働を再開できない状態。キャンセルされた海外からの注文が中国に流れている。  中国税関の統計によると、8月の紡績輸出額は前年同期比47%増の147.2億ドル(約1兆5475億円)。衣料品輸出額は3.2%増の162.1億ドル(約1兆7042億円)で、今年初めてプラスの月間成長を達成した。  今年の第1~3四半期(1~9月)で見ても、繊維やアパレルを含む7つのカテゴリーで労働集約型製品の輸出は合計2.59兆元(約41兆2455億円)で、前年同期比5.4%増加。このうちマスクを含む紡績商品の輸出は37.5%増の8287.8億元(約13兆1982億円)に上った。  一方、注文の急増に伴い、原材料価格も上昇している。中国綿協会によると、10月20日現在の中国の綿価格指数は1トンあたり1万4923元(約24万円)で、9月の平均価格から1トンあたり2126元(約3万円)上昇し、上昇幅は16%に達した。(c)CNS-澎湃新聞/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

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(2020/11/14)