山口森広コロナ禍製作初監督作あいさつ無念リモート(日刊スポーツ)

【リンク先抜粋】
劇団ONEOR8所属の俳優山口森広(39)が初監督・脚本を務めた短編映画「捨てといて捨てないで」の完成披露試写会が14日、都内の浅草九劇で行われた。 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、仕事がキャンセルになってしまった俳優たちが一念発起して、自らの手で映画を一から作ろうと7月にクラウドファンディングを立ち上げた企画だが、肝心の山口は周囲に感染者が出たため、リモートでの参加を余儀なくされた。 山口は試写会後のスクリーンに登場すると「おいおい、山口…何だ、その画面は? 何で劇場にいない? と」と観客に向かって語りかけた。その上で「濃厚接触者の可能性があるということで、スタッフと協議を重ね、そういう状況の中(劇場に)来ると、お客さま、共演者に感染してしまったらと考えると、自宅待機の方がいいと」とリモート登壇に至った経緯を語った。 現在の体調については「体は全然、元気ですし、毎日検温して平熱で、家族ともども元気なんですけど…万が一を考えて泣く泣く、こういう対応をさせていただくことになりました。悔しい…仕方がない」と説明。笑顔ながら、言葉の端々に無念さがにじんだ。 「捨てといて捨てないで」は、ホテルを舞台に、スタッフの長沢ナナコが客室を清掃する際、宿泊客が部屋に残していったペットボトル、ガーゼなどの残留物をゴミか、ゴミでないか分別に悩む姿を描く。ゴミじゃないものを捨てたと怒る客もいれば、ゴミなのに捨てていないで怒る客もおり、その苦情を受けた支配人から叱られて悩むナナコの毎日を、ナナコと交際する渚との仲が良いようで微妙な私生活を絡めて描いたコメディーだ。ナナコをキキ花香(32)、支配人を山口、渚を堀家一希(22)が演じた。 山口は、初めての監督業について「普段、自分は役者として現場に行くだけだったんだけど、映画って、役者の仕事が終わった後も全然終わっていないことがたくさんあって。監督は、ずっと作業しているんだなと…。編集の方は魔法使いのようにみんなの演技を切り取ってくれて…いろいろな人の力があって、1つの映画って出来ているんだなと、身に染みて感じましたね」と感慨深げに語った。 この日はキキ、堀家のほか、宿泊客を演じた幸田尚子、異儀田(いぎた)夏葉、高野ゆらこが登壇した。

続きはこちら

(2020/11/14)