【ハイテクの旗艦SUV】新型BMW iX 発表 510psの次世代EV 発売は2021年後半を予定(AUTOCAR JAPAN)
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text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
【写真】新型BMW iX【eトロン、EQC、モデルXと写真で比較】 (171枚)
BMWの新型電動SUV、iXが発表された。欧州では来年後半に発売される予定で、同社の「テクノロジー・フラッグシップ」としての役割を担っている。
5人乗りで、4輪すべてを駆動する2基の電気モーターから最大507psを発揮する。BMWの研究開発責任者であるフランク・ウェーバーによると、0-100km/h加速は5秒以下、航続距離は600km以上になるという。
iXはBMWにとって、7年前のi3に続く2番目の完全EVとなる。ウェーバーによれば、iXの車名は電動シリーズ「i」のトップに君臨することと、テクノロジーをアピールするために選ばれたという。
iXは、アウディeトロンやメルセデス・ベンツEQC、テスラ・モデルXやニオES8などのライバルEVとなる。
ウェーバーによると、外見上はX5とほぼ同じサイズだが、車内はカーボンを多用したプラットフォームのおかげで、「X7に匹敵する居住性と積載スペースを実現している」という。
iXは、社内コードネーム「i20」として開発された。EV、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車を同じプラットフォームで作るという以前の計画から脱却を図っている。
内部の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)構造を支える新しいアルミニウム製スペースフレームと、アルミニウム、複合プラスチック、CFRPを組み合わせたボディを採用。
ウェーバーは、このプラットフォームを「全くの新開発」と表現しているが、3シリーズやX5などに採用されているCLARとの「高い互換性」があるとしており、将来的に他のEVにも採用されることを示唆している。
シャシーの主要構造を共有することで、BMWはドイツのディンゴルフィン工場で5、6、7、8シリーズと並んでiXを生産できるようになる。