【エリザベス女王杯】3冠牝馬アパパネの野望を砕いたスノーフェアリーの衝撃(東スポWeb)

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【松浪大樹のあの日、あの時、あのレース=2010年エリザベス女王杯】京都競馬場ではなく、阪神競馬場での開催になってしまう今年のエリザベス女王杯。阪神に恨みや妬みがあるわけではないけれど、京都競馬場の近隣に居を構えて二十数年の僕にとって、京都はホームコースと言える競馬場でして、多くのレースを見てきただけでなく、早めに入厩してきた関東馬、ならびに海外からの遠征馬の取材をしてきたところでもあります。  ドバイに向けた検疫取材なんてのもあったな。アドマイヤオーラ(2008年)が時計を出すかもしれない…なんて話になり、松田博資調教師の依頼を受けて来たんですよね。懐かしい。原稿にもしていないと思うので、誰も知らないのでは? そこにいた記者は僕だけでしたからね。  日刊紙、専門紙を問わず、この手の取材を京都競馬場にした方はそれなりにいるでしょうが、その数が最も多い記者は僕でしょう。それもダントツで。僕こそが京都競馬取材の〝ヌシ〟なんですよ(笑)。長期の休養明けでデブデブだったセイウンスカイ(2001年天皇賞・春)、GWの渋滞にハマってしまい、ヨタヨタの状態で馬運車から降りてくるスクリーンヒーロー(2009年天皇賞・春)を見たのも京都競馬場。ここには思い出がたくさん詰まっているのですが、関東馬の直前取材よりも興味をそそられたのは海外からの遠征馬かな。「お国柄」なのかもしれないですけど、こちらの予測していない、もしくは予測を超える変わった動きをする馬もいるんですよ。  例えば、2005年の天皇賞(春)に遠征してきたオーストラリアのマカイビーディーヴァ。メルボルンカップ3連覇の偉業を果たした名牝です。ご存じの方も多いですよね? どれほどの馬なのかと僕も興味津々で競馬場に足を運びましたよ。もちろん、一度きりではありません。何度もです。なのに、はっきりと覚えているのは彼女がゲート裏の芝生を必死に食べている姿のみ。どんなレースをしたのかも覚えていない(笑)。  一応、陣営には「馬をリラックスさせる作業の一貫」と説明されましたけど、1800メートルのスタートになるポケットの部分で無心に草を食べる名牝の姿はあまりに強烈でしたね。「あんなところの芝を食べて疝痛(せんつう=腹痛)とかを起こさないのかね」と一緒にいた記者にポツリ。それが理由ではないでしょうけど、2番人気の名牝は7着に負けてしま

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(2020/11/14)