【J1終盤戦のシナリオ|湘南】神奈川ダービーでの連勝をきっかけに“湘南スタイル”を呼び覚ませ!(SOCCER DIGEST Web)

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 コロナ禍によりリーグ中断や降格無し、交代枠が5人に増えるなど異例のシーズンとなった2020年のJ1リーグも終盤戦に突入。各クラブの番記者にここまでの評価と残されたシーズンでの現実的な目標をアンケートした。 J1リーグ 最新順位表 ――◆――◆―― 湘南ベルマーレ 今季成績(11月14日時点):16位(勝点20/5勝5分16敗)、残り8試合 【当初の目標】GET3 【今季ここまでの評価】40点/100点 【採点理由】  終盤戦に入り、今季初の連勝を果たすなど持ち直したが、シーズンを通して下位に低迷している状況を思えば、評価は厳しいものにならざるを得ない。なにより結果以上に気にかかるのは内容だ。今季は戦いの幅を広げるべく、元来得意としている縦に速い攻撃に加え、遅攻の質の向上に取り組んだ。事実、取り組みは一定の成果を結び、遅攻によって得点を奪う試合もあった。  反面、これまで育んできた武器が薄れた感は否めない。守備もハイプレスで相手を追い込むより、ブロックを築いて相手にスペースを与えない守り方に重心が置かれているように映る。もちろん、相手の特徴や試合の流れによって結果的にそう映る部分はあろう。ただ、例えば26節・横浜F・マリノス戦で敵将が「守備的なチーム」と評したように、相手から見ても戦いのテイストは変わっているようだ。   【注目の一戦】30節・清水エスパルス戦 前回対戦はホームで0-3の敗戦。ともに下位に低迷するが、結果で進化を示したい。 【終盤戦のベストシナリオ】  今季求めた戦いの幅を広げる取り組みは、攻守において一定の成果を挙げている。直近の神奈川ダービーの連戦となった25節・横浜FC戦、26節・横浜F・マリノス戦をいずれも1-0で取るなど、終盤戦に入ってからは結果も手にしている。ここにこれまでチームとして育んできた縦に速い攻撃や強度の高い守備が呼び覚まされれば、相手を凌駕する戦いは実現され、勝点3はさらに近づくのではないか。  元々持っていた武器を活かし、新たな武器を磨くことは、今季目指していた取り組みである。今季は降格がない。だから結果を度外視していいという意味ではなく、下位にあっても残留争いという現実的な戦いを強いられないからこそ、終盤戦では来季に繋がる希望を内容に示したい。 文●隈元大吾(フリーライター)

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(2020/11/14)