1回目は2分完売、2回目は8分…福井市の宿泊券「早い者勝ち」に批判の声(福井新聞ONLINE)

【リンク先抜粋】
 福井市が10月にコンビニ端末で発売し福井県内分が2分で完売となった、市内宿泊施設のお得な宿泊券の第2回販売が11月13日あり、前回の3千枚から1万6千枚に増やしたが8分で売り切れた。並んだ全員が購入できたコンビニもあるなど、市に苦情が殺到した前回ほどの混乱はなかったが、早朝から並んだ人や買えなかった人からは「早い者勝ち」の販売方法を変えなかった市の姿勢を批判する声が聞かれた。  宿泊券は市内観光業者の支援を目的に、額面5千円を2千円で販売。4県に3千枚ずつ配分した10月26日の1回目が福井県内で即完売となったことを受け、2回目の販売枚数を当初予定の5千枚から大幅に増やし、県内に重点配分した。  市中心部のあるコンビニではこの日、午前10時の発売前に並んだ市民が端末の操作方法を教え合い、代表者2人が端末を操作。13人が購入できた。発券のたびに拍手と「おめでとう」の声が上がった。列の10番目となり「仕事を抜けてきたけど(購入は)無理かな。税金を使う事業で早い者勝ちは不公平」と半ば諦めていた会社員女性(52)も10枚を購入でき「温泉に行きたい」と声を弾ませた。  前回買えなかった男性(71)は、市内の別のコンビニで午前8時に並び購入。喜びながらも「購入枚数の制限や、経済的弱者に優先配布する措置があってもよかった」と指摘した。  一方、同じコンビニに午前10時20分ごろ訪れ買えなかった50代男性は「こんなに早く売り切れるなんて」といらだちを見せた。  越前市のコンビニに並んだが僅差で買えなかった鯖江市の30代女性は、福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)に「コロナ禍の中、行列を作らないと買えない。予約制など根本的なシステム変更が必要だった」と、同じ手法を取った福井市への批判の声を寄せた。  市は「販売方法を告知済みで変更は困難」として枚数増の上で、端末操作を1回までにするよう呼び掛けた。しかしあるコンビニでは先頭の男性が2度購入し、列の人たちと言い争う場面があったという。  市おもてなし観光推進課の塩谷靖喜課長は、呼び掛けに多くの人が協力してくれたとして感謝を示した。その上で「不公平を感じさせる仕組みになってしまった。今後、同様の事業を行う場合は抽選などの方法も検討したい」と話した。市によると、今回計2千枚を配分した石川、富山、長野各県は2~3分

続きはこちら

(2020/11/14)