札幌の高校1年男子生徒“指導死”裁判 控訴審で母親再び敗訴も「悠太の遺志を汲んでくれた判決」(HBCニュース)

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 7年前、札幌の道立高校の男子生徒が自殺したのは、部活の顧問による不適切な指導が原因だとして、母親が道に損害賠償を求めた裁判の控訴審で、1審と同じく母親が敗訴しました。  この裁判は、7年前、札幌の地下鉄に飛び込んで自殺した、当時、道立高校1年生の悠太さん(苗字非公表)の母親が、自殺の原因は、吹奏楽部の顧問が部員間のトラブルをめぐり、一方的に悠太さんを叱責するなど、精神的に追い詰めたことが原因として、道に対し、およそ8400万円の損害賠償を求めています。  去年4月の一審の判決で、札幌地裁は、指導と自殺との因果関係を認めず、母親は、これを不服として控訴していました。  13日、言い渡された控訴審の判決で、札幌高裁は、「顧問の指導は不適切で、男子生徒を混乱させるものであった」とした一方で、顧問の指導だけが自殺の原因であるとは言えず、「顧問らが自殺を予見することは困難だった」として母親の控訴を棄却しました。  この判決に、母親は会見で、「棄却は残念」と述べた一方、「顧問の指導方法は適切ではなかったと明確に示してくれた、悠太の遺志を汲んでくれた判決」と涙ながらに話しました。  また、悠太さんの姉は、「先生のしたことが間違っていた、それを言ってもらうために、こんなにも月日が経ってしまった」、「取返しがつかないことを重く受け止めて欲しい」と訴えました。  会見で、母親は上告するかどうかについては、「今のところはいえない」と述べました。

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(2020/11/13)