新型フェラーリSF90スパイダー登場! 5800万円の超スーパーなオープンカーとは?(GQ JAPAN)
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オンラインで発表されたSF90スパイダーは、2019年に発表されたクーペモデル「SF90ストラダーレ」のオープン・ヴァージョンだ。
最大の特徴は電動格納式リトラクタブル・ハードトップ(以下、RHT)の採用だ。開閉に要する時間は約14秒。アルミニウムの多用によって、一般的なRHTに対し、約40kgの軽量化を実現したという。
リアウィンドウは、電動開閉式。RHTをオープンにし、かつリアウィンドウを下げれば、抜群の爽快感が得られるそうだ。
RHTの形状は、SF90ストラダーレが持つオリジナリティを損なわないよう、デザインされたという。ただし、各所の設計は見直されており、SF90ストラダーレに対し、ルーフは20mm下げられ、コクピットは若干前方に移動した。フロント・ウィンドウの傾斜角度は大きくなったという。
インテリアはSF90ストラダーレとおなじデザインだ。メーターは16インチのフルデジタルで、速度やバッテリーの充電状況にくわえ、ナビゲーションマップなども表示する。くわえて、ヘッドアップ・ディスプレイも備わる。ステアリング・ホイールには、ワイパーやヘッドライト、ボイスコントロール、走行モード(マネッティーノ)切り替えスウィッチなどを配し、手元であらゆる操作が出来るのが特徴だ。
搭載するパワーユニットは、SF90ストラダーレと共通だ。3990ccV型8気ガソリンターボ・エンジンに、3基のモーターを組み合わせる。システム総出力は最高1000psで最大トルクは900Nmと、驚きの数値だ。トランスミッションはデュアルクラッチタイプの8段自動MTのみ。
車両重量はSF90ストラダーレより100kg重い1670kg。フロントにあるラゲッジルーム容量は変わらず74リッターが確保されている。ただし、SF90ストラダーレにあるリアの小物入れ(20リッター)は存在しない。
最高速度はSF90ストラダーレとおなじ340km/h。0-100km/hの加速タイムもおなじ2.5秒であるものの、0-200km/hのタイムは前者の6.7秒に対し7.0秒と、0.3秒劣る。
SF90スパイダーの価格は、イタリア本国で47万3000ユーロ(約5872万円)。まずはヨーロッパでデリバリーがはじまり、そのあと順次各国の顧客に供給される。