新型ルノー・カングー登場! “激変”を日本ユーザーは受け入れられるのか?(GQ JAPAN)
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初代からかぞえて3代目になる新型カングーは、従来のキュートな印象から一変、現行「ルーテシア」「メガーヌ」に近しいシャープなデザインになった。
とくにフロントまわりは大きく変わった。クロームを使った大型のフロントグリルや「Cシェイプランプ」と呼ぶLEDのデイタイムランニングライトなどによって高級感を増した。
内装は、「ルノーEASY LINKマルチメディアシステム」という最新のインフォテインメントシステムや、デジタルカメラを使った液晶タイプのルームミラーを採用。メーターはこれまでとおなじくアナログタイプであるものの、センターのインフォメーションディスプレイはフルカラーになったようだ。新設計のシートは、快適性と耐久性を高めたという。
積載性と使い勝手を高める工夫としてふたつの新機構が備わった。ひとつは「イジー・インサイドサイドアクセス」という機構で、Bピラーを廃止した。これにより、ヒンジタイプのフロントドアと、リアのスライドドアを同時に開けると、開口部は1416mmの長さになる。これは現行カングーの約2倍に達するという。
もうひとつの「イージー・インサイド・ラック」は、助手席シートを床のレベルまで倒すことができる機構だ。
搭載するパワーユニットは、ガソリン・エンジンとディーゼルにくわえ、EV(電気自動車)ヴァージョンもくわわった。トランスミッションはATとMTが選べるという。詳細については今後明かされるとのこと。
先進安全装備もついに搭載された。グレードによって衝突被害軽減ブレーキや、ブラインドスポットモニターなどが選べる。
新型カングーは2021年春より販売が始まる。新型にも、ヨーロッパでは販売されていない乗用ヴァージョンが設定されるそうなので、日本へも導入されるだろう。