“女性版ウッズ”笹生優花のパワーと技に驚かされた(夕刊フジ)

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 【SPORTS BAR】  目の前で見たのは初めてだった。噂は聞いていたが、女子ゴルフの笹生優花のパワーはそれ以上だった。前週の「TOTOジャパン」(茨城)の最終日、ボギーなしの9個のバーディーを奪って63のビッグスコア。優勝は逃したが、2位フィニッシュと大爆発した。 【表】国内女子ツアーの世代別優勝回数  「女性版ウッズ」の異名を持つが、圧巻だったのが4番(406ヤード)。フェアウエー右のバンカーからの第2打、ピンまで177ヤードを、5番アイアンを振り抜きピン側2メートルにつけるスーパーショットを見せた。  「あの位置からミドルアイアンでグリーンを狙うなんて…。いままでの女子プロ概念ではありえない。次元を超えたパワーとテクニック。時代は変わったですね」  このシーンを見ていた日本女子プロ協会のある委員はあきれて、こう話した。拙稿も何ホールか笹生について回った。飛距離に驚かされ、ショットの鋭さは群を抜いていたように感じた。  原英莉花らと同じく、“ジャンボ軍団”の一員である。そういえば、9月に開催された「ISPS HANDA 医療従事者応援 ジャンボ尾崎記念 チャリティートーナメント」(千葉)の会場に姿を見せた尾崎プロは、笹生をこう絶賛していたと聞いた。  「面白いねぇ~。あの体の強さ、ヘッドスピード…。女じゃないくらいだ。ウチの練習場の275ヤードのネットに、ちょっと風がフォローだったらキャリーで行くんだから。そりゃ(原)英莉花が頑張っても20ヤードはおいていかれる。あんなのがいるとは思わなかった」  今季プロデビューしたばかりの19歳。2戦目の「NEC軽井沢72」で優勝、次戦「ニトリレディス」で2週連続優勝。今季11戦でトップ10入りも6度…。獲得賞金は8275万3170円で堂々のトップである。  それにしても、女子プロ界は毎年のように“新鮮力”が出てくる。笹生はぜひとも“直接見てほしい逸材”だが、コロナ禍で無観客試合なのが、何とも残念である。 (産経新聞特別記者・清水満)

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(2020/11/13)