日本の防衛、過度に米国依存する時代終わった 過去に「新たな大国関係」容認、ライス氏が国務長官なら“甘い”対中外交も(夕刊フジ)

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 【米中新冷戦】  米大統領選で、ジョー・バイデン前副大統領が勝利する可能性が高くなってきた。ドナルド・トランプ大統領は「選挙の不正」を訴えて法廷で最後まで戦う姿勢だが、バイデン氏が新大統領になったならば、世界、特に日本にいかなる影響があるかを考えてみた。 【表でみる】主な米中対立の経緯  バイデン氏は国際協調路線を重視し、トランプ氏の「米国第一」が、米国の同盟国・友好国や国連などとの不和を拡大したと非難している。そして、「同盟国とともに、世界の脅威に立ち向かう」と主張し、特にNATO(北大西洋条約機構)との同盟関係を強化するという立場だ。  また、トランプ氏が離脱した気候変動に関するパリ協定や、イラン核合意などの国際協定への早期復帰を明言している。この国際協調に基づく政策は、日本政府の政策とも一致している。  焦点は、対中国外交だ。  バイデン氏は、中国を「特別な難題」と呼び、「中国に厳しい態度で臨むことが必要で、同盟国と協力しなければならない」「南シナ海における中国の軍事的挑発には屈しない」「人権および民主主義へのコミットメントを再確認する」「中国に国際ルールを守らせる」と主張するなど、中国への厳しい立場を一応表明している。  彼の厳しい対中政策が継続することを期待したいが、副大統領時代に安倍晋三首相(当時)の靖国神社参拝を批判するなど、日本よりも中国や韓国に理解を示していた事実があり、不安感を払拭できない。  バイデン氏の外交ブレーンは、日本などの同盟国との協調、中国の国際機関での影響力拡大を阻止することを重視しているが、注目されるのは、国務長官の人事だ。  国務長官の有力候補は、バラク・オバマ政権で大統領補佐官(国家安全保障問題担当)であったスーザン・ライス氏だと噂されている。ライス氏は当時、中国が主張する「新たな大国関係」を容認し、南シナ海で人工島を建設する中国に対して非常に甘い姿勢であった。  彼女は中国を非常に重視し、日本に対しては冷淡で、日本の沖縄県・尖閣諸島の施政権さえ明確には認めなかった。中国にとっては、願ってもない国務長官ではないだろうか。  結論として、バイデン政権の対日政策に関しては、過度の期待は禁物である。中国が急速に軍事力を増強し、戦争準備を加速する状況において、日本の防衛を米国に過度に依存する甘えの時代は過ぎ去っ

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(2020/11/13)