【鹿島】特筆すべきエヴェ&綺世の決定力。そんなふたりにヤス、聖真らが絡めば――(SOCCER DIGEST Web)

【リンク先抜粋】
 エヴェラウドと上田綺世。いずれも優れた身体能力が特長のFWで、「たしかに似たタイプ」(ザーゴ監督)のふたりの同時起用はそこまで多くなかったが、3-2の逆転勝ちを収めた前節の横浜戦では久々に両者ともスタメンに名を連ねて、それぞれゴールを挙げる活躍を見せた。 【J1第31節PHOTO】横浜2-3鹿島|攻撃陣躍動!鹿島が敵地で2点差をひっくり返す鮮やかな逆転劇を見せて名門対決を制する!  ともにCFを主戦場とするが、エヴェラウドは左サイドハーフでも計算できるだけに、同時起用について指揮官は「なんの問題もない」ときっぱり。その効果は「スピード、フィジカルコンタクトの強さが増す」ことに加えて、特筆すべきは彼らの得点力だ。  エヴェラウドは得点ランク2位の14ゴールをマーク。上田は5ゴールと際立つ数字ではないが、先発に抜擢された試合では高い確率で得点するなど勝負強さも売り。「決定力があって、しっかりとゴールを見れる選手たち」とザーゴ監督も信頼を寄せる。  もっとも、今の鹿島の攻撃面は、当然ながらエヴェラウドと上田のふたりだけによって支えられているわけではない。 「時間が経てばお互いの特長を把握できる。エヴェラウド選手、上田選手の兼ね合いはもちろん、遠藤(康)選手、土居(聖真)選手、染野(唯月)選手、荒木(遼太郎)選手なども、彼らと絡みながら攻撃を活性化できている。攻撃陣だけでなく、チーム全体として意志の疎通ができるようになってきた。お互いを知ることでプラスの結果につながっていると思います」(ザーゴ監督)    シーズンの序盤戦は大きく躓いたが、ここにきてチームとしての成熟度はますます高まり、戦い方も安定して、着実に順位を上げてきた。次節はホーム川崎戦。中断期間明けの7月の前回対戦では1-2の敗戦を喫し、8月のルヴァンカップでの対戦でも2-3と競り負けている。もっと言えば、リーグ戦では2016年以降は一度も勝てていない相手に対し、今度こそ意地を見せられるか。  ザーゴ・アントラーズの真価が問われる大一番。2年ぶり3度目のリーグ制覇が目前に迫る難敵をくだし、「2位に入る、最悪でも3位」という目標に向けて弾みをつけたい。 取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

続きはこちら

(2020/11/13)